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澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

中国に飲み込まれる台湾…

2008年11月02日 22時50分19秒 | 台湾

馬英九政権になってから、台湾(中華民国)の中国接近が顕著になってきた。馬英九総統は、両岸交流協会の代表者と「中華民国を代表して会う。妥協はしない」と明言しているが、中国に飲み込まれる台湾という悪夢がいよいよ現実味を帯びてきたようだ。

台湾が「香港化」すれば、日本の安全保障は重大な岐路に立たされる。
親日的な隣国・台湾を失うことは、日本の運命に関わる問題になるだろう。

台湾では、中国式の「ピンイン」(ピン音=発音記号)が導入されたり、台湾式の名称が大陸式に変えられたりしているという。金美齢氏が今何を思うのか知りたいところだ。

 

 

 

台湾、中台融和の陰で反中感情も


 台湾では今年、中国からの独立志向が強い民進党に代わって、国民党の馬英九政権が発足したことで、「中国との融和」が加速しています。しかし、その陰で市民の間では「反中」感情がくすぶっています。

 突き倒されたこの男性。中国と台湾の交流における中国側の窓口となっている機関の幹部です。3日から予定されているこの機関のトップの台湾初訪問を前に、地ならしに来たところを暴行されました。

 台湾にくすぶる反中感情。その背景にあるのが現政権の誤算です。中国との関係改善を掲げた馬英九政権。前の政権が公共施設につけた台湾式の名称を元に戻し、大陸式中国語の発音表記「ピンイン」の導入も打ち出しました。

 さらに、毛沢東が印刷された人民元は以前、台湾では使えませんでしたが、次第に受け取る店が増えています。人民元の両替解禁なども決めましたが、予想外の金融危機で経済効果はいま一つ。そこに中国製食品のメラミン混入問題が追い打ちをかけ、中国との接近を疑問視する声が一気に高まったのです。

 「なぜ大陸式の発音表記を使うのか。必要ありません」(学生は)
 「台湾人にも尊厳が必要です。主権を確立しなければ」(市民は)

 野党・民進党は、交流機関のトップの訪問に合わせ、連日、抗議デモを行う構えです。

 「台湾の人々は『だまされた』と感じている。(中台関係の改善は)一方的な投降であって、中台双方の善意の交流ではない」(野党・民進党の支持団体メンバー)

 ただ対立ばかりでは、台湾が経済的、政治的に立ち行かないのも事実です。

 「(中台は)経済面で緊密化する一方、政治面では敵対している。史上例のない異常事態だ。台湾は、この矛盾を解決しなければならない」(国立政治大学 趙建民 教授)

 中国とどう付き合うか、台湾が揺れています。(02日17:40)


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