先ほど「朝まで生テレビ」の録画を見て、田原総一朗の老残ぶりに驚かされた。「電波芸者」と揶揄されながらも、80歳を超える今に至るまで、TV界(特にテレ朝系)で隠然たる影響力を保持してきた。この男のやり口は単純明快、従来の「司会者」の職域を超えて、自分の意見を主張するとともに、同席するコメンテーターを誘導操作する「技術」を習得、それが視聴者には新鮮に映り、いつの間にか現役首相にまで「説教」をする立場になってしまった。
だが、今回の「朝生」を見ると、その手口ももはや限界だ。8年前、「横田めぐみさんは死んでいる」と発言し、拉致被害者の会に謝罪したはずなのに、この番組の中では「有本恵子、横田めぐみさんは、もういない」と明言している。その根拠が、自分が持つ北朝鮮とのパイプだというのだから、自らの大物ぶりを自慢したいのだとしか思えない。
コメンテーターの発言を遮り、断定的に自分の意見を差しはさむ常とう手段にも陰りが見えてきた。入れ歯特有の不明確な発音、老人特有の独断ぶりが、出席者の失笑を買う始末。
「横田めぐみさんは死んでいる」と言ったのだから、それなりの釈明はすべきだろう。それを視聴者が納得しないのなら、さっさとこんな番組は幕を下ろしたほうがいい。
《ツイートより》
はみ出し映画記者!森田真帆 @mahomorita
田原さん「横田めぐみさんも有本恵子さんも北朝鮮にはもういない。他の拉致被害者を返したところで日朝関係は良くならないからないことにした」って、拉致被害者のご家族の気持ち完全に無視してるじゃん。こんなこと無責任に軽々しく話しちゃダメでしょ絶対!腹たちすぎて震える #朝生