都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
今回は、「㉑阿麽提観音(あまだいかんのん)」を描きました。
三面六臂で宝冠を頂き、白獅子に乗っており、左手に鳳頭の竪琴と摩竭魚を、右手に白い吉祥鳥を持つとされる。そのお顔は慈悲相で、左膝の方を諦視する。
まかつ‐ぎょ【摩竭魚】 〘 名詞 〙 ( 「摩竭」は[梵語] makara の音訳で、「摩竭羅」の略。鯨魚・巨鼇(こごう)と訳す ) 体が極めて大きく、海底に穴居してよく船をのみこむという大魚。大鯨または大亀をいう。摩竭大魚。 精選版 日本国語大辞典 |
㉑阿麽提観音(あまだいかんのん) 中国創出の観音菩薩です。阿摩提とはサンスクリット語で「無畏」「寛広」を意味する“Abhetri ”“Abhetti”の音写です。そのため、他に阿麼提観音、無畏観音、寛広観音の異名を持ちます。阿摩提は南インドで栄えた仏教国・那羯磔迦国の首都の名です。
三十三観音では毘沙門天の観音形とされ、『法華経』普門品の「応以毘沙門身。得度者。即現毘沙門身。而為説法(まさに毘沙門の身を以って得度する者は、即ち現毘沙門の身となって現れ説法を為す)。」に対応しているとされれています。
一般的に盤石の上に座り両手を膝の上に乗せる姿か、『観自在菩薩阿麼提法』にある宝冠を被り白蓮華の装束を着た慈悲相三眼一面四臂の密教形で、左足を曲げ、右手を垂らして白獅子に乗り、手に箜篌(くご、ハープに似た弦楽器)、羯磨漁、白吉祥鳥を載せた姿で表現されます。
毘沙門天と同様に一切の障魔や衆悪を取り除き、道を切り開くご利益があるとされます。
出典は民間伝承『負石阻兵』から。「漢代に外族の軍が大理国を侵犯した。観音菩薩は老婆に化身し、尋常ではない大きな石を軽々背って行軍の前に現れた。兵達は異常な老婆に驚き進軍できず、悲鳴を上げて撤退した。住民たちは観音菩薩が背負った石の上に廟を建て、観音像を奉納した」とあります。 |
したっけ。