世界地図や地図帳のことを英語で、「アトラス(Atlas)」というそうです。1500年代から使われている言葉だそうです。
これは「ギリシャ神話」に登場する、怪力の巨人「アトラス(Atlas)」に由来するそうです。
オリンポスの神々と戦って敗れ、世界の西の端で天空を双肩で支える罰を科せられた巨人で、明日の記事で紹介するプロメテウスの兄です。
「アトラス」は、毎日天を持ち上げながら四方をながめて暮らしていて、世界の隅々まで知っていました。
やがて、年をとったアトラスは、天を支えるのがだんだんつらくなってきます。
そこで、英雄「ペルセウス(Perseus)」が、見たものを石に変えてしまうといわれる「メデューサ(Medousa)の首」をとってきたときに、アトラスはその首を見て石になることにしました。
岩山となったアトラスが、ジブラルタル海峡のアフリカ側、アフリカ北東部、モロッコ・アルジェリア・チュニジアにかけて東北に走る「アトラス山脈(the Atlas)」ということです。最高峰はトゥブカル山で、標高4165m。
大西洋(the Atlantic Ocean)の名もアトラスに由来する。ヘロドトス (紀元前484頃-420頃)は『歴史』の中で大西洋を「アトランティスと呼ばれる柱の外の海」と記述したのが由来だそうです。
メデューサ
宝石のように輝く目を持ち、見たものを石に変える能力を持つ魔物。かつては見た者を恐怖で石のように硬直させてしまうとされていたが、途中から現在知られている形に解釈される。頭髪は無数の毒蛇で、イノシシの歯、青銅の手、黄金の翼を持っている(腰に蛇をまいた姿や、下半身がイノシシの胴体と馬の下半身になった姿で描かれる事も)。
海の神であるポセイドーンの愛人であり、ポセイドーンとの間に天馬ペーガソスとクリューサーオール(「黄金の剣」の意)がいる。ペルセウスによって首を切り落とされ退治された。
ウィキペディア
1569年、大航海時代のころ、地図学者のメルカトルが、正角円筒図法(メルカトル図法)を発明し、世界地図を制作しました。
メルカトル【Gerhardus Mercator】
[1512~1594]オランダの地理学者。1538年に世界地図、41年に地球儀、51年に天球儀、69年にはメルカトル図法による世界地図を完成。近代地図学の祖とされる。
大辞泉
この地図は方位が正確で、航海に非常に役に立つので、ヨーロッパ中で使われました。
このメルカトルの地図帳の表紙に、天を支える巨人であるアトラスが、肩に地球をかかえた姿の絵が書かれていました。
そのため、この地図帳は「アトラス」とよばれていました。
やがてイギリスで、「アトラス」が世界地図や地図帳の代名詞になり、そのうちに、世界地図や地図帳のことを一般的に「アトラス」と呼ぶようになったのです。
もちろん、英語では「Map of the world」が本来の世界地図の名称です。
したっけ。
神話もすごくおもしろいですね。
アトラス山脈を見てみたくなります^^
私ちょっと前まで、
ゼンリンの地図を使ってイラストの仕事をしてました^^
ええ!プロのイラストレーターだったのですか?
すごいですね~。
したっけ。
あれっ?
違うなぁ~(● ̄▽ ̄●;)ゞぽりぽり
ん~ん・・・。
ちょっと違いますね~(-.-)
したっけ。
でも、ほとんど忘れています。[E:coldsweats01]
私も読みましたよ。
でも、英雄の話ばかりだったような・・・。
したっけ。