今朝、オリンパスSP-565UZでケショウヤナギを撮影して、ブログにアップしました。調べてみると非常に貴重な木であると分かりました。自宅から自転車で15分くらいの場所なのに初めて見に行ったのです。
特別の看板があるわけではなく、ケショウヤナギはそこにありました。多分看板を立てないのは、いやな言葉ですが、盗掘を恐れてのことだと思います。
市の施設に、野草園というところがあるのです。そこの関係者から聞いたところによると、盗掘が絶えないのだそうです。別に珍しいものがあるわけでもなく、近郊で見られる草や木を植えてあるだけなのです。園の外にもいくらでもあるのに盗掘されるのだそうです。何故かと訊ねると、調べなくても看板があるので、看板ごと持っていくのだそうです。同じ市民としてとても恥ずかしい思いです。
ケショウヤナギは絶滅危惧II類(VU):絶滅の危険が増大している種に指定されています。
冬になると枝が赤紫色に染まる、若枝は白いロウ質をかぶりちょうどおしろいを塗ったよう、という事でケショウヤナギ(化粧柳)と命名されたようです。
このケショウヤナギは長野県の上高地と梓川流域の一部、北海道の十勝・日高地方だけに見られる1属1種の珍しい柳です。
この珍しい化粧柳を皆に如何に貴重かを知らしめるのではなく、看板も立てずに守っているというのは、十勝だけなのでしょうか?
最近市内では民有地の木が何ヶ所も切られています。別に邪魔になるわけでもなく、かえって景観が悪化しているように、私には思えます。何でも何処かの老木が一本倒れたのが発端のようだと聞きました。そう教えてくれた人が、転ばぬ先の杖と云うのか、面倒が起きないうちに切ったのだろうとも言っていました。老化して危ない木だけを切ればいいのに、なんでもない木まで見境もなく切ってしまうのはもったいないとも言っていました。何十年もかかって育ったものを・・・。
一方では植樹をして、一方では伐採する。どちらも人間がしていることです。自然を大事にするということは、どういうことなのか、子供たちにしっかりと教えていかなければならないと、つくづく思いました。
そんな訳で、私も化粧柳の群生地の場所は書かないことにします。
皆さんはどうお考えでしょうか?非常に真面目な話なので絵文字の使用を控えさせていただきました。
それでは・・・。