団塊オヤジの短編小説goo

Since 11.20.2008・時事ニュース・雑学・うんちく・豆知識・写真・動画・似顔絵師。雑学は、責任を持てません。

まんさく その後

2009-04-18 17:02:26 | 日記・エッセイ・コラム

まんさく、北海道では福寿草のことを、そう言います。今はあまり言いません。

雪がとけた黒い土の下から、まんさくの小さな芽を見つけたら、北海道にも、やっと春が来たと実感します。その芽が成長して、蕾をつけたら、嬉しくなります。やがて、黄色の花が咲くと、黄色い花が眩しいほどです。20090407_008

「可愛いね。」「綺麗だね。」「今年はちょっと小ぶりだね。」「いやいや、まだまだ大きいのが咲くべさ。」と美辞麗句をならべて、黄色い春を楽しみます。でも、いつのまにか、あれだけ可愛かったまんさくのことなど忘れて、次の花に目をやります。

でも、まんさくは枯れたわけではありません。まだまだ、頑張っているのです。小さかった葉を大きく広げ、太陽の光をいっぱい浴びて、次世代への種を育てています。20090417_002

何かに、似ていませんか。娘が生まれて可愛い可愛い、よちよち歩いてさらに可愛い。やがて花が咲き嫁に行く。子供が産まれる。忙しくて化粧もできず、専業主婦。夫でさえも忘れがち。娘と嫁では大違い。嫁と母では段違い。一所懸命頑張っている女性を見てあげてください。そして、頑張っていることを誉めてあげてください。

花の散ったまんさくは、そう言っているようでなりません。20090417_004

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 浦島太郎って何、乙姫って何... | トップ | ペンペン草 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事