年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

高齢労働者の築地

2010年10月17日 | 築地市場にて

築地市場ほど高齢者の活躍している職場が無いと思われる。この間在職の表彰を受けた人の中で80歳を超えて働いていた人がかなりあった。定年後再雇用の制度は築地では若年層の雇用を阻止し、安価になった業界の長い経験者を再雇用することで不景気と売上減少に対応しているように思える。この再雇用制度も団塊の世代が65歳を過ぎた時、どの様な事になるのだろうか。多くの職場では若い人達が同世代の人達と職を争っているのでなく、定年後再雇用の人と争っている気がする。OAの普及が進んでいない築地は高齢者の経験と安定性で若者より勝っている。不透明な築地の移転は透明になったとたん、退職者の増大と新規雇用が大幅に増えるような気がする。広くなった市場は大八車では対応できないだろう。どの国でも若い人達の不満は良い職が無いことから始まる。
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