海外に漬物を輸出していると当然外国において荷物を扱う中間の人は日本語の読めない人が介在していくことになる。このような異国の労働者が理解できるように荷物には中身が記号で記載されている。輸出した日月と商品番号である。商品番号で英語などが理解できない人でも荷揃えが出来るようになる。アルファベットと数字が読めることが最低の基礎知識である。
築地でもバブル期人手不足になったとき、多くの外国人労働者が築地で働いていた。彼らは築地に来ると場内地図を片手に、自動車のナンバ-頼りに荷物を配送していた。日本語が出来なくとも、数日たてばいつもの場所に止まっている得意先の車に届けることが出来た。まだ携帯電話が築地で普及する前の話である。