年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

変な見方だけど

2015年03月27日 | 築地市場にて

 

昨年秋からの仕事の混乱がようやく収まりそうで、あと半年くらい少しはのんびり出来そうな予感がしていて(安政奇聞佃夜嵐)の文献を築地にある大谷図書館で探す気分になっている。この歌舞伎は佃島にあった牢獄から脱走する話であるが明治の自由民権運動家赤井が佃島を脱走した事件から構想を得たという。六代目、七代目尾上菊五郎で上演されている。

 赤井の佃島の脱走により、佃の監獄の移転が急がれ、隅田川が浚渫された。月島、勝どきの土地が造成されたきっかけが赤井の脱走と思われる。隅田川は上流からの土砂で水深が浅かった。このため築地明石町に出来た外国人居留地は明治の鉄道開通で不便さが目立ち、学校だけが残るようになった。東京に乗り入れた船は水深が浅かったため艀(はしけ)に乗り換えなければならなかったという。

 どんな歌舞伎で今の人にどう評価を受けていたのだろうか。

コメント
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