年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

不安を煽る・そこから始まる思惑

2025年02月06日 | 宅老のグチ
まだ記憶にある高齢者の2000万円の資金問題が今から思うと団塊の世代に続く世代が引退時期の不安を煽り、金融関係者の投資誘導の誘い水となった気がする。預貯金の金利はほぼ無いと言って良い位の金利なのにデフレで一般人が金融取引で利益を上げられないことが普通となった。さらに金融機関内の生き残り競争で、不正に近い行為が報道されていた。自分も付き合いで、投資信託を少しやったが、取引明細書の内容が理解できず、さらに評価損があって数年で凍結し、値上がりを待って解約した。最後に明細書を点検すると、手数料の高さで、これはバクチ場の胴元のみが利益を上げる仕組みで、自分にはなじめない世界とチョット黒字でも。経験値向上ということで記憶に残した。多くのバクチ場はごく一部の人しか利益をあげることはできない。
 今リタイアし、この2000万円問題が昔からある不安煽り、金融機関とグルになって投資無知の下層民のなけなしの預貯金を簒奪する。最近の記憶ではワンル-ム投資で多くの損を出した人を生んだ。築地で仕事中によく投資話が来たがそれほど利益が出るならあなたはやっているのですかと?さらに利益が出たらその利益はどう使うのですか?と聞いたことがある。
 欧米人は早めにリタイアして暖かい所で寝そべる人生風景を見ていた。タイの海岸で寝そべり本を読んでいる人を見ていて、日本人の私は観光地巡りで時間を気にしつつ、忙しい旅行だった。価値観が違う。人生で個々の人の価値観が違う。
 多くの日本人向けの投資話は高齢の不安を煽り、さらに安定収入という家賃収入を不動産投資に向けさせる。人口の減少の統計も自分自身で調べていて、1990年代の推計値の最小より現実の出生者数が少ないのに与野党が不都合な・不人気な政策になるための政治談合があって、その政治家達の沈黙は財務省官僚の脅しで対応も割れる。今は税収が順調なのはインフレであって、経済が活性していることは無い。この傷だらけの日本経済のすき間を狙って中国の低価格商品と日本の制度の不備を狙っている組織があって、百貨店内のデフレ売り場が賑わっている。
 住宅でもマンション販売はようやくアメリカ並みとなってきたという。新築3割中古6割がアメリカと不動産業界の常識という。違うのは木造で日本はまだ新築の方が多いという。そしてこれから木造の中古が増え、高齢木造一軒家が遺産・空き家・負動産となる。特に地方の大邸宅は核家族の人にはゴミ屋敷整理という難題も加わる。個人にとって思い出の品でも大量、同規格の商品の多い時代の遺品はある程度早めにタイなどのリユ-ス業界に放出すると良いのだが買取業者しか知られていない。
 今元気な高齢者は親のゴミなるべき品々を輸出してごみ処分場を満杯を遅らす方が良い。
コメント
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