昨年秋から下がり続けていたガソリンが１２０円を割りそうな価格から反転し１３０円台となった。ニュ－ヨ－クではまた原油価格が下がっているようだがどうなることやら。昨年の台風被害で干し大根を原料とするタクワン系が値上げが大幅で苦労しているようだ。節目の価格を超えて抵抗され再度価格を見直し、量目を減らして対応するところも現れた。農家の大根生産意欲を刺激する価格にならないといけない意識があるようだ。円安と中国生産者価格の上昇が価格改定に向かわせているようだ。過去の履歴から１０年以上価格改定がなされていない。つまり値上げという経験がない営業が多いので不安であるようだ。
このところパ－トさんの賃上げが進んでいるようだ。過去の例から人手不足になると新入り社員の賃金が古くからいるパ－トさんより高くなってしまうので調整的に賃上げになってきた。多分都心では同様のことがおきているのだろう。築地では自給１２００円が普通となってしまった。バブル期、水産部の配送をする人の日給が２万円と聞いていた。今は何処まで下がったのだろう。
一人の少年が死んだことで、そのことを巡って多くの派生的は社会問題が出てきたようだ。都会という多人数の住む世界で複雑な関係が生まれる。またネット世界ではあいまいな表現が難しく時には行き過ぎた解釈が事件を引き起こす。
白か黒か。味方でなければすべて敵という。傍観者を認めないデジタル世界になってきたのだろうか。隠遁も都会の汚れた空気がどこからかやってくる。
図書館の予約を３冊入れてあるが７０人待ちと３人待ちと１人待ちになった。どうやら胡椒の本が一番早いようだ。砂糖とか胡椒とかは食品でありながら戦争をもたらすことで歴史となっているようだ。３人待ちの本は韓国史でどの様に翻訳されているのだろうか。相変わらずキムチの売り上げの中の韓国産は低迷している。逆に中国産が安さで良いようだ。７０人待ちの本は格差社会の解説本である。
年度末ということで新しく出来た道路が開通したり新幹線が北陸まで延びたりしている。来年には北海道まで乗り入れるという。ようやく春らしい陽光のした築地市場の隣にある浜離宮の緑が目にしみるようになってきた. 穴ぼこが目立つ築地市場内駐車場ももう少しがんばって欲しい。老体の疲れも目立ってきたが後１年半何とかするしかない。土曜の夕方、築地の飲食店はほぼ休み。観光客用のすし屋へ中国人団体が入っていくようだ。場内は工事だらけで青果門付近ではガス管撤去工事が始まっている。場内でトンネル工事の準備をしているのだろうか。
疲れるということは現状を打破することしか考えることが出来ないのであとから考えると堂々めぐりしていることが多い。
先月１３日夕方トラブルだらけの一日だった。今日も１３日金曜日。何かミスがないように対処するしかない。意識すれば何かがある一日。
夜になって今日は大安ダッタ。
ヒゲの日本近現代史 阿部恒久／著より １１０頁
日本の敗戦後、内閣総理大臣の就任を依頼されたときの東久邇宮 稔彦王の逸話が書いてあった。明治維新前、開国論に賛成した父が他の皇族と違った待遇を受けていて決して政治に関与しまいと思っていたようだ。
明治以前以後も維新以前開国を主張していた人達の差別を受けていたことが分かっていたがどのような差別があったか分からなかった。福神漬の歴史を調べていくうちに開国派の人達の子孫が対応していったのか、ようやくわかりつつある。
政治に関わらないことを心がけるようになる。でも子孫という血は政治の世界は許さないように思える。
ペリ－来航時、浦賀で事態を対処した人達は開国をやむを得ないと思っていた人が多かったようだ。しかし攘夷の力でテロが開国派へ向かった。福神漬の逸話を話した鶯亭金升（長井総太郎）は浦賀奉行だった戸田氏栄の孫でもある。テロを恐れたことを語ることも無く明治を過ごした気がする。
あの日から４年になる。4年前の当日午前中、保険会社の人と商談をしていた。記憶はそれから始まる。地震で破壊され、目の前で崩れた壁の一部が机の中にある。
被災地の復興には産業育成が必要だが現地の要望の簡単なものは建物の再建だが中身の再建に時間がかかって、健全な他地方との競争に耐えられないようだ。水産加工を強化するしかないが他国の税関の態度を見ていると時間がかかるようだ。
日本国内の需要は弱い。目指すは海外日本食品需要しかない。
１０日は１１日の前だが３月１１日の前でもある。あの日の記憶があるがその一日前は何をしていたか記憶がない。震災のとき、２月の決済の送金が異常に早く終わっていて福島の被災地に無事郵送の金が届いたことを確認したのは３月下旬も終わりに近い頃だった。その頃はまだ原発、計画停電のことでその日暮しで、戦時の生活の経験がないけれどミニ戦時経験をした気分であった。当時で比較的に仕事に余裕があったのは３月の仕事が早めに終わっていたからである。
ところが今日１０日にしなければならない仕事が溜まっていて明日の休市もあって忙しい。どうしたことか。年をとって先を急ぐことをしなければならないのに先送りしている自分を叱咤する。
借りている本も殆ど読まないうちに返本となりそう。ヒゲの本である。
古くなった施設と共に機械も更新しないで修理のみで対応していたら、頻繁に修理するようになってきた。細かい移転に伴う情報が入ってきて想定と異なるものは戸惑い、想定の範囲を超えたものはまた勉強となる。
今週末から来週にかけてようやくガソリンタ－レ－が電動タ－レ－となる。ガソリン代が消え電気代が増える。差額は１万円以上ある。しかし、場内のタ－レ－販売者の辛口コメントではタ－レ－の電池が高くどこかで電池を交換しなければならないという。新車並みの電池代という。プリウスの車検代が高い。電池のせいなのだろうか。電池のせいで購入からリ－スとなった。東京都の補助金の制度ではリ－スのほうが有利であるという。
本日新聞に入っていたチラシ広告に築地本願寺が昨年暮れに重要文化財に指定されたという。昭和９年と言えば築地市場が出来たころである。もしかすると築地市場も間もなく遺跡となって、移転し、オリンピックが終われば新しい建物の存在が築地市場のあったことを忘れさせるだろう。人の記憶の容量には限界があるようで容量オ－バ－になると記憶があいまいとなる。
築地本願寺のイベントは３月１４日１５日である。
食の安心安全を管理するところより、福島の（ふきのとう）の情報が来た。まだまだ放射能が残っているようだ。ただ安全情報から他国・国内産地の残留農薬の方が目立ってきた。３月１１日に近くなると当時の何を思い出すのだろうか。
海外の税関からまだ福島産でない産地証明書を要求されている。我々の感覚より放射能の記憶が消えていないようだ。日本の新聞報道からセシウム欄が消えたのは何時だったのか記憶がない。
フォ－クリフトのクラッチが滑ってうまくギアチエンジが出来ない。修理後、後二年もつか問うと笑って返事がなかった。豊洲ではガソリン.ＬＰＧ使用のフォ－クリフトの使用は禁止されている。従って築地から豊洲へ移転するときは買い換えなければならない。
比較的気温が高い休市日で故障のことを考える。最悪は冷蔵庫の故障で二年で二回は空調のところを洗浄しなければならないだろう。
フォークの修理の人から豊洲の建設状況を聞く。だいぶ鉄骨が組み立てられているようだ。水産の方は遅れているように見えるという。確かに青果のほうは市場を作るのは簡単で全国の青果市場は水産より多い気がする。その青果市場がドンドン消えている。
朝日新聞の隣の元国土交通省水路部跡に建設中の東京国税局がほぼ完成した。電通前のトンネル工事も街灯を設置する工事が始まっているようだ。いつもなら築地市場内で雑工事が目立つのだが今年はどうなるのだろうか。年度末の麹は景気対策でもあり予算消化もあった。建設業者の人手不足や建設予算が不足していて遅れているように見える。
豊洲市場設備の内覧会の案内が来ている。豊洲市場内では公衆ＬＡＮの計画もあるようだ。観光地として東京都が設置する必要があるかもしれない。どんな議論になるのだろうか。安心安全を管理する東京都市場関係者と観光の魅力を作る人と様々な思惑が今出てきている。その衝突の一つとして千客万来館（５街区）の挫折かもしれない。青果の人達は水産と違ってまとまっている。賑わいを演出する人と荷捌きの効率を考える人 どうなるのだろうか。
記憶は定かでないが３月始めの週で休市は今年が初めてのようだ。白菜が安いようで暇になりそうだ。相変わらずキムチ売り場の縮小が続いているようで結果としてキムチ売り場が縮小し、浅漬け売り場が拡大しているようだ。
季節の変わり目で青果物が活気を出す月だが移転に伴う、案内と売込みがドンドン増えてきている。騙されないようにしないと無駄な業務が増える。
６年前のブログを読んでいるとその当時はまだ手探りで福神漬の資料をまとめていた。今ではおおよその創製、命名のいきさつ、その後の普及状況がわかり、普及に伴い派生したエピソ－ドを語ることが出来るようになった。
食の法律でＪＡＳ法というのがある。最近は表示の違反とかで報道でよく聞くようになってきた。漬物の規格もこの法律が出来てかなりの年月が経って、制定当時のことを知っている人が業界から消えつつある。今ではマイナ－な食品になってしまった漬物の歴史等を調べる人は無くなって誰も確かめることも無く今に至っているように思える。
悪意でも好意でもなく伝わっても否定も肯定もされず、流れる空気のように意識も無い存在かもしれない。食卓の脇役で無くとも良いけれどあったほうが良いという存在かもしれない。まだまだ漬物に関しての素朴な疑問が出てくる。
３月1日より、漬物が値上がりする。これから４月５月にかけて改定交渉が始まる。昔と違って今は余力がないので他の得意先を取る意欲が少ないようだ。平気で高い見積もりを出してカットされるのを期待しているように見える。地方でも漬物のパ－トさんが少なくなっているようだ。
