神の郷温泉2日間滞在中、えびの高原の池めぐりへ。
生駒高原の前を通る県道1号でえびの高原を目指すが、くねくね山道を結構走った。
その間沿道の紅葉はきれいに色づき目を楽しませてくれた。
紅葉には遅かったようで、すっかり葉を落とした木々の間を歩く。
紅葉情報では見頃となっていたのに終わってる。
白鳥山登山口まで緩やかな上りが続き約30分程で白紫池に到着。
直径250mの火口湖。
水深が浅いので冬は凍結し天然のスケート場になっていて、1980年半ばまでスケート場として賑わったが、
温暖化の影響か年々結氷が薄くなり現在は利用されていない。
遊歩道からは湖面の方が高く、白鳥山にでも登らなければ池の全体像は見えない。
ウメモドキの大きな木があり、紅い実をいっぱい付けていた。
六観音御池を目指し、今度は下り道を歩く。
三つの池の中では一番大きな六観音御池。
曇り空、コバルトブルーの色らしいが、今、湖面の色は冴えない。
性空上人とヤマトタケルの伝説が残る豊受神社。
かすかに残る紅葉に期待したが・・・。
このミネカエデの紅葉ぐらいしか残っていなかった。
池巡りも終盤。
キリシマアカマツの林の中不動池に向かって歩く。
硫黄岳の噴火で火山ガスが発生しているので硫黄岳には立ち入り禁止。
普段ならこの辺りを散策する人を多く見かけたのに、ほんとに誰も居ない。
不動池が見えてきた。
きれいなトルコブルーに感嘆。
この不動池なら遊歩道を少し歩くだけで見える。
3つの池めぐりをしたが、この池を見るだけでよかったと思った。
道路さえ歩く事は出来ない。
車で素早く通り抜けろという事みたい。
一面の薄の中を車を停めているエコミュージアムセンターに向けて歩く。
ここの駐車場は500円と有料。
霧島ジオパークという事でえびのエコミュージアムセンターでは外国人の姿をよく見かけたが、日本人の観光客はまばら。
ましてツアー客や観光バスは皆無だった。
紅葉は終わりかけているが、噴火がなければ多くの観光客で賑わっているのではないかと思うと、
自然相手とはいえ土産物屋など気の毒に思う。