2019.01.20 伊丹~羽田~八丈島と飛行機を乗り継ぎ八丈島へ。
見える島影は大島だろうか。
羽田からの飛行機は引き返すかもしれないという
条件付きのフライトだった。
着陸間際は左右によく揺れた。
八丈島空港は、八丈富士と三原山の間の平地にある空港。
風の通り道。
右下に廃墟と化した八丈オリエンタルリゾートが見えた。
翌日、車中から撮った八丈オリエンタルリゾート。
片方の翼が地面に擦れそうな状態になってひやり。
無事に着陸。
飛行機の着陸で思い出す話がある。
20年程前だろうか?飛行機が着陸すると機内から拍手が。
問題なく普通に着陸したんだけど。
それは中南米(多分)の人達のグループからだった。
国内線しか乗った事のない私は、後にも先にも
こんな拍手は聞いた事がない。
しかし、この八丈島空港への着陸は、思わず拍手をしそうになった。
天気は雨。
雨の日も楽しめると、いうパンフを見てえこ・あぐりまーとへ。
地熱を利用した農産物直売所だが、奥にミニ植物園があった。
八丈島特産のキクチレモン、パパイヤ、食虫植物・・・。
パパイヤの木ってまるで茶色の布を巻いたみたい。
鮮やかな赤い花は、コッキネアというトケイソウ科の花。
すぐ近くの八丈島地熱館へ。
えこ・あぐりまーとで栽培されている植物は、地熱発電利用後の温水を利用している。
入場無料。
スタッフに案内して頂き、八丈島の成り立ちなど興味深い話を聞いた。
東山と呼ばれる三原山が約10万年~3700万年頃まで活動。
西山と呼ばれる八丈富士は、数千年前から活動を始め
この二つの火山が接合し、現在の八丈島となった。
この発電所で島全体の電力供給量の1/4をまかなっている。
堅い岩盤を掘るビットの実物が展示されていた。
八丈島の温泉が島の南部にかたまっているのは、地下に豊かな水源が
あるかららしい。
火山の多い日本、地熱発電所はもっと増えてもいいのだが、適した場所
は国立公園、国定公園内にあり新設が認められなかった。
しかし2012年から規制緩和が進む。
又、温泉地からの反対も強い事が、開発が進まない一因でもある。
しかし、八丈島の温泉では、この地熱発電所の試し掘りで出た温泉
利用している所もあるらしい。