串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

伊万里にて-2

2008年01月19日 | 旅-九州・沖縄

大川内山の町並みです。

上り坂が続き、まるで借景
のごとく、奥にそびえる
のは変わった形の
とんご岩屏風岩。

この山々から、磁器の原料
となる岩石がとれるのだろうか?
と、思っていたが
これは、違いました。

窯の煙突や右手前の
煉瓦塀がいい雰囲気で、
私はるんるん。




 

 

 

 

ステキな煉瓦塀は、窯道具や窯の壁の煉瓦が塀として
再利用されています。

 



釉薬がへばりついたものや、花瓶のできそこないなど、
見ていても楽しい壁でした。

メインストリートの鍋島蕃窯坂を上って行きます。
ウインドウの中の磁器を眺め、戻って来る時に
入ってみるお店を決めながら・・・。



こちらも窯元ですが、表からは作品が見えません。



苔むした石垣に、こんな看板がかかっていました。
鍋島青磁原石・・・?
どんな磁器なんだろう・・・?
引かれるように、入りにくいお店へ足が向きました。



ここで、奥様が詳しく説明してくださいました。

現在、青磁の釉薬は化学調合されたものが使われ、
各作家が自分の好みの色に、釉薬に添加して
焼かれるのが一般的らしいです。
だから、青磁といっても様々な色合いがある。

しかし、このお店のは、古くから地元で採れる
鍋島青磁原石から釉薬を作り焼き上げているので
色合いは、ほぼ一定の写真のようなもの。

こういう釉薬を使う人は、ほとんどいないとか・・・。

記念に何か欲しかったが、高価なのと、とびつくほどの
作品もなく、店主に時間をとらせただけになってしまった。

そろそろ、約束の時間。
磁器の橋(陶工橋)近くの駐車場に戻ろう。

結局、ここで買ったものは、磁器のマウスパッド1枚だけ。
娘へのお土産です。

そろそろ、昼食の時間。

予定していたのは、自ら育てた伊万里牛を
食べさせるというステーキハウス。 

でも、旅行中にステーキ・・・?
どうでもいいかなという気持ちになって
ナビも合わさず、伊万里にさよなら
するつもりだった。

しかし、そんな時に、目に入ったの看板。
探すつもりはないのに、見つかったとは
「食べて行け」という事かも・・・。
そんな気持ちで、Uターンしステーキを
食べる事に。

温泉ほどではないけど、日本全国
地元の名を冠したブランド牛がある。

この後行く平戸にも平戸牛

 

 

 

 日曜日の昼時とあって、店は満員。
安いランチを注文。
オードブルに出たローストビーフは固かった。

メインのステーキだが、おいしいかどうか分からない。

時間がかかった。
オードブルからデザート、コーヒーまで1時間余りかかってしまった。

皿が空っぽになっているのに、次の料理が運ばれてこない。
催促しても、急いで出てきたという様子はない。

あぁ、大阪人、待てないんよ~。
しかも、予定いっぱいの旅行中。

旅行中の昼食にしては、贅沢してしまったが
これも、計画通りにこなせた事が嬉しかった。