衛星で放映されていた「The Rolling Stones/Shine a Light(ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト)」を観た。
【解説】2006年10月29日と11月1日、ニューヨークのビーコン・シアターで行なわれたザ・ローリング・ストーンズのライヴを「ディパーテッド」のマーティン・スコセッシ監督が手がけたドキュメンタリー。「アビエイター」のロバート・リチャードソンが撮影監督を担当。収容人数2800人の劇場の中、18台以上ものカメラを駆使し、ライヴの全体像から舞台裏までを映し出す。スコセッシがなかなか決まらないセット・リストに悩む間、ミック・ジャガーもまた、やり慣れたスタジアム対応のライヴではなく、より観客が近いセットに合わせた曲構成に頭を抱えていた。開演30分前になっても決まらず、スコセッシがやきもきする中、ライヴは“Jumpin’ Jack Flash”でスタート。“Shattered”、“She Was Hot”、“All Down The Line”と続き、5曲目にはギターを抱えたザ・ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトが登場、ミックと“Loving Cup”を歌う。また“Champagne & Reefer”ではブルースの重鎮バディ・ガイ、“Live With Me”ではクリスティーナ・アギレラが登場し会場を盛り上げる。キース・リチャーズもスコセッシの熱烈な勧めもあって、“You Got The Silver”、“Connection”でボーカルを聴かせてくれる。ラストは彼らの代表曲“(I Can’t Get No)Satisfaction”。ライヴが終わり、観客の興奮が冷めぬまま、カメラは楽屋へ引き上げていくバンドの目線となって先導する。その通路の先で指示を出しているのはスコセッシ自身であった。
ストーンズの存在はもちろん知っていたのだが、なかなか聴く機会が無く、代表曲である「 (I Can't Ge No) Satisfaction 」や「Jumpin' Jack Flash」が少し口ずさめる程度の知識しかない私は大して期待もせずに鑑賞したのだが・・・いやいやバンドの平均年齢が66歳(ミックは67歳)とは思えないパワフルなステージだった。キースのくわえ煙草がこれまた渋い。日本のどこかのバンドも真似していたが全然「格」が違うゼ。映像はライブとインタビューを交えていて、その中でキースがロンのギターテクニックについて答えているシーンがあるのだが、彼は「二人とも下手くそだが、二人だと無敵だ」とニヒルに笑うシーンに痺れながら、キースがボーカルを務める「Connection」のシーンへと変わる。とにかくキースが格好良い。またカントリー調な曲もストーンズは歌うんだ~と感動した「Far away eyes」もいい曲であった。インタビューには若かりし頃の映像も含まれているのだが、現在の彼らの方が何倍も何十倍も素敵である。
録画をしておいたので、チャブターを設定してこの二曲は何度も繰り返して聴いている。CD買いに行かなくっちゃと何軒かレコードショップを回っているのだが、CDが見つからない・・・