東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業50年を迎えます不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

映画:「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」

2012年10月07日 09時42分24秒 | 映画の話

シリーズ最終章の「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」を仕事終わりに部活帰りの息子と劇場前で待ち合わせして観に行った。

【解説】織田裕二主演の人気ドラマを映画化し、日本の実写映画興行記録を打ち立てた大ヒットシリーズ最終作。湾岸署管内で開催中の国際環境エネルギーサミット会場で誘拐事件が発生し、被害者が射殺体で発見される。緊急招集された捜査会議では、すべての捜査情報を鳥飼管理官に文書で提出するという異例の義務が課され、所轄の捜査員は一切の情報を開示されないまま捜査を進めなければならない。そんな中、第2、第3の殺人事件が立て続けに発生し……。織田、深津絵里、柳葉敏郎らシリーズレギュラーキャストのほか、前作から加わった小栗旬、伊藤淳史らも出演する。

腹ペコの息子にホットドックとポップコーンを上映開始までのわずかな時間で慌ただしく流し込ませる。館内には約30人ほどの入りだろうか?フッくん夫妻が出演している東京消防庁のCMを観る度、「そのネクタイは無いんじゃないか?」とド派手なネクタイを憂う。

公開に併せて過去のテレビシリーズや映画が先月特集して放映されていており、すべて録画して休日ごとに視聴した。改めて観ても非常に面白いドラマである。面白さの要因は、バラエティに富んだ出演者たち・音楽・脚本等・・・数え上げたらキリがないが、やはりキャリア(室井)と所轄(青島)の男同士の友情ではないだろうか?

映画化第一作「THE MOVIE(1998年公開・興行収入101億円・日本実写映画歴代興行収入4位・観客動員数700万人)」「THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ(2003年公開・ 〃173.5億円・ 〃1位・ 〃 1250万人)、THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!(2010年公開・ 〃73億円・〃550万人)」と「~レインボー」は今も日本実写映画歴代興行収入1位を維持しているのは、やはり青島と室井の男気が満載だったからかも知れない。先日「~レインボー」を久し振りに観た時も「捜査を立て直すぅ~」の台詞には痺れたものだ。

 

映画毎に青島の決め台詞がある。第一作「事件は会議室で起こってるんじゃない」、第二作「トップが優秀なら組織も悪くない」、第三作「俺には部下はいない。いるのは仲間だ」で今回は「正義は胸に秘めておくぐらいがちょうどいい」だろうか?なかなか素敵な台詞である。また以前も書いたようにすみれさん役の深津絵里がやはり今回も素晴らしい。年々いい女優さんになっている。

長期にわたるシリーズでの最大の特徴は「絶対的な歴史の長さ」であるが、時として多数の登場者たちを無理やり結びつけることがあり、それで話がかなりややっこしくなったり、複雑になったりして、「命取り」になる場合もあるのだが、今回はとてもシンプルで分かり易く、最初の約束である「正しい事をしたければ偉くなれ」が最後の最後に希望を持たせるようなエンディングだったし、青島と室井の魅力が存分に描かれていて非常に面白い作品だった。ただ今ひとつ評判が伝わって来ないのが不思議である。(また「バナナの件(くだり)」については少しだけ時代錯誤を感じたが・・・) 

ドラマから映画化、スピンオフ等、現代の映画界において新たなる道筋をつけたフロンティア的な作品である「大捜査線」。もう観れないと思うとやはり残念である。

追伸:青島君がまだ喫煙を続けていたことに感動した

有限会社やな瀬不動産


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