「摩天楼はバラ色に(1987年公開)」を観た。
【解説】カンサスからニューヨークへ、就職にやってきた青年。だがどこの会社も未経験者を雇おうとはしない。そこで、遠い親戚が社長をしている大会社に、メール・ボーイとして潜り込む。彼は大企業特有の、連絡の悪さに目を付け、こっそりと自分の部屋を確保、重役のフリをするが……。大都会ニューヨークを舞台にした小意気なロマンティック・コメディ。「ニッポン無責任時代」で植木等が演じた役を、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で人気最高潮だったM・J・フォックスが演じた作品と思えば判りやすいだろう。やり手で冷徹な女重役の筈のH・スレイターが、ストーリーが進むにつれ、タダの恋する女性になるのがカワイイ。続編製作の報に、邦題は「摩天楼はもっとバラ色に」に違いないと一部で憶測が流れたが、結局実現しなかった。
公開当時、劇場で観た記憶がある。とにかくJ・フォックスがスクリーンを元気に躍動している。またクリクリッとした瞳が特徴的なクリスティー役のヘレン・スレイターが可愛いったらありゃしない。「そんな馬鹿な~」と思うようなドタバタな内容であるが、それも含めての80年代映画である。それにこれまた80年代って感じの音楽も服装も髪形が非常にマッチしている作品である。
ちなみに彼女は1984年公開の「スーパーガール」の主役になっている。