東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業50年を迎えます不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

我が思春期のシルヴィア

2012年10月29日 09時32分34秒 | 映画の話

映画『エマニエル夫人』に主演し、一世を風靡したオランダの女優シルヴィア・クリステルが、ガンのため亡くなった。60歳だった。シルヴィアは今年6月、自宅で脳卒中のため意識不明になっているところを発見され、アムステルダムの病院に入院。また咽喉がんと肝臓がんにも苦しめられていると報じられていた。代理人によると、現地時間水曜日に亡くなったという。

1952年生まれのシルヴィアは、異国で奔放な性に目覚める若妻を演じた、1974年公開のソフトコア・ポルノ『エマニエル夫人』が大ヒットを記録。世界的な名声を獲得し、その名は日本でも広く知られた。その後は続編『続エマニエル夫人』といったシリーズのほか、アラン・ドロン主演『エアポート'80』やD・H・ロレンスの同名小説を初めて英語で映画化した『チャタレイ夫人の恋人』などにも出演した。

私にとって彼女はエマニエル夫人よりも「プライベイトレッスン(1981年公開)」のイメージが強い。

作品の解説によると「ヨーロッパから来た家政婦のクリステルが少年(E・ブラウン)に愛の手ほどきをする。少年はこの妖艶なメイドに恋をし、彼女が本当はサディスティックな愛人の命令で彼の元につかわされたのだとは、疑いもしなかった……。80年代初頭は“プライベート”ものが多かった。我らがエマニエル夫人が微妙な女心を巧みに表現し、このジャンルにしては良心的な一作となった。」とのこと。

確かにこの当時は「青い体験シリーズ」や「グローイングアップ」等の誰もが憧れる「年上女性の手ほどき」系の作品が多く、思春期で多感な主人公と同じ目線でウハウハしながらそれはそれは楽しくドキドキしながら、羨ましく観たものだった。彼女は決して美人ではないが、この作品には彼女の可愛らしさと優しさが存分に出ていたと思う。(ちなみにこの作品は普通にゴールデンタイムで元ピンクレディーのミーちゃんの吹き替えで放映された記憶がある。あの頃は東京12チャンネルを中心に、「この手の作品」がごくごく普通に放映されていたものだ。素晴らしき古き良き時代だったな~)

様々な過激で露骨な画像や動画が氾濫している現代の若者にとっては、きっとこの作品はまどろっこしく映るのだろう。何とも勿体無い話である。

嗚呼~我が思春期のシルヴィア・・・心から合掌

有限会社やな瀬不動産


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