京都・当尾の石仏の里から奈良に入り、来月の奈良マラソンの下見を兼ねて、修学旅行以来の奈良を訪れた。
奈良遷都1300年記念で賑わう古都奈良の町を、時間の制約の中で、古都の魅力を探りながら ゆっくりとではなく、駆けあし散歩で奈良公園周辺をぐるりとまわったが、予想以上に観光客や修学旅行生などで大変な混雑でした。
今回は、県庁横の観光案内所で資料を入手して、東大寺~二月堂・三月堂~若草山~春日大社~飛火野~猿沢池~元興寺~ならまち~興福寺と世界遺産を含む広大な公園内を巡り懐かしい古都の風を感じることを楽しんできました。
真っ先に奈良のシンボルである東大寺に向かうと、神のお使いと言われる老若の鹿様のお出迎えで、心が和み「奈良に来たんだなあ~」と実感しました。鹿は用心深いと思っていたが、これ程までに人懐っこいとは、思わなかった。
鹿の餌は150円で販売されていたが、餌を持っている人を見分けて集まってきて、利口なのか馴れなのか?食べ過ぎは無いのだろうか?と触れ合い交流して世界遺産の南大門へ・・・・
南大門の左右には巨大な金剛力士立像の阿形(あぎょう)、吽形(うぎょう)いう木造金剛力士像が迎えるが、余りの迫力に圧倒されました。
「阿吽の呼吸」と言われる、あ・うんの形が見られなる程と納得して、左右の力士像の口を眺めてみました。これは左に位置する阿形(あぎょう)像である。
しっかりとパワーを貰って大仏殿前へ。中門から覗くと境内には、参拝客で溢れており入門は次回に期待してパスして、坂道を登り 早春には必ず話題となるお水取りで有名な「国宝二月堂」へと急ぐ・・・・・
奈良市内や東大寺境内を遠望する舞台回廊を一回りしたが、快晴の青空でその展望は素晴らしく、参拝客の記念撮影ポイントとなっていた。
さらに若草山へと歩を進めると、丁度『秋の開山』が開催されれており、小春日和の秋空で芝生の上には、多くの客が入っていて、奈良盆地を一望する芝生上は、鹿と戯れての絶好の休憩のスポットになっていました。
休む間もなく春日大社へと向かうと、こちらも修学旅行団や観光ツアー客で境内は混雑していたが、舞殿に参拝して参道へと回ると、参道は、異常なほどの多くの燈籠の多さにビックリした。聞けば、3000基万灯籠が、年2回に点灯される「万灯籠」が行われるのが、春日大社の名物なのだそうで、幻想な雰囲気が漂うようだ。
足早に表参道を通り、飛火野を経て猿沢池へと向かい休息してみると、微かに修学旅行で訪れた時の池越しの興福寺の五重塔と水面に映り込みの風景が、蘇ってきました。秋の猿沢池の光景は、絶好のスケッチポイントだろうと推測していたが、池端ではスケッチされている画家たちの姿が見えていました。
ゆっくりする間もなく時間に追われて、来月の「奈良マラソン」での再訪問時に、ゆっくり散策すべく希望をつないで奈良を後にした。