この日は、我が走友会の恒例の新年会が、鎌倉から江ノ島への走り初めの後、江ノ島岩本楼で行われ、約60人の走友が出席し、新春の湘南海岸を走り一年の無事の走りを祈り祝杯を挙げた。
新春の湘南海岸は、この日も快晴の冬晴れとなっていたので、青い空と海の向こうに富士山を仰ぎ、新春ならではの様々な光景が見られた。
鵠沼海岸に出ると、波は荒く白波が絶え間なく押し寄せて、富士山もやや霞んではいたが、絶景が眺められ、多くのサーファーや、砂浜では少年サッカーの初練習やボーイスカート隊のビーチ清掃活動など、冬の鵠沼サーフビレッジの光景で賑わっていた。
遊歩道を霞む江ノ島を望みながら走り江ノ島まで来ると、3連休でもあり弁天橋は、江の島へ向かう参拝客で賑わっており、車は駐車場待ちで全く動かない状況となっていたが、横目に見ながら仲間が集まる鎌倉へとジョグっていた。
134号線では、いつもの休日通りサイクリストやジョガーが行き交い、江ノ電の客からも手を振られて激励を受けて、自然とピッチも快適になる。
七里ガ浜駐車場では、新春恒例のフリーマーケットが開催されていたが、衣料や採れたて野菜などの特売で、大賑わい・・・会場内を歩いてみたが、近づけない雰囲気に圧倒されて飛び出していた。
稲村ケ崎に着いてしばらくで、鎌倉駅からの走友を迎えて、新年の挨拶や記念写真を撮りながら、江ノ島~富士山の絶景に見とれて佇んでいたが、神奈川県景勝50選にも選ばれており、ここからの風景は、正に絶景である。
相前後して仲間が到着してきたが、中には横浜から走ってきた猛者もおり、レースとは異なる新春のロングランを楽しんでいるんだと、気持ちのよい新春の汗を流していたようだ・・・・・・
仲間と合流して江の島へと引き返すと、相前後してランナーの姿が多く、湘南マラソンも2週間後となり、調整ランで海岸を走っているそうだ。
江の島に着くと片瀬東海岸では、今日も各アスリートが初稽古で汗しており、その元気良い掛け声が広い海岸に響き渡っていた。
江の島に入り、先に児玉神社へと向かうと、今人気沸騰中の「坂の上の雲」で紹介されて、参拝客が増えているそうですが、日露戦争で活躍された児玉源太郎を祀った神社であり、江ノ島神社の賑わいとは異なり、訪れる人も少ない静けさでした。
また、この児玉神社は、台湾総督だった縁で台湾から奉納されたという特別の狛犬が鎮座しているのです。知る人時知る珍しい狛犬で、性器が彫られています・・・・
江ノ島神社(辺津宮)へと移動すると、参拝客で元旦に訪れた時と同様に、参道まで参拝客で行列が出来ており、初稽古で汗した地元の柔道家グループが、裸足で行列に加わっていたのが、新春らしい光景でした。
裏参道の富士山絶景ポイントで富士山を仰ぎ、湘南港へと向かいプロムナードからの腰越や逗子方面を望むと、この日は子供ヨット教室が開催されており、インストラクターの厳しい声が響く中で、帆を操る光景が見られていた。
さざえ島あから望める 遥か彼方に浮かぶヨットの光景は、「湘南の海」を画に描いたように美しく、しばし休息して新年会へと向かった。