地域の小学校の「放課後子ども教室」の運営委員会が開催され、委員として教室の利用状況や課題などについての協議、意見交換に参加してきた。
この「放課後子ども教室」は、放課後に小学校の空き教室を活用して、子どもたちの安全で健やかな活動場所を確保し、地域の方々の参画を得ながら、地域住民との交流活動などを支援するもので、設立して3年を経過している。
「放課後子どもプラン」は、教育委員会の主導の下で、文部科学省が推進する「放課後子ども教室推進事業」と厚生労働省が推進する「放課後児童健全育成事業(児童クラブ)」があるが、前者の放課後子ども教室のモデル校として運営しており、定着しているようだ。
今年度の利用状況を見ると、ほぼ昨年度と変わりはないようですが、傾向としてはニーズが増えつつあると思われる。
一方、「放課後児童健全育成事業(児童クラブ)」は、現在、市内全小学校区に存在しており、保護者の就労等による放課後不在となる家庭の児童の健全な育成を図ることを目的としており、世相を反映して年々ニーズが増えていると聞く。
今回の検討課題でも、保護者から多くの要望が寄せられているようで、児童クラブの設置場所の移設や管理運営について話題となり、新年度に向けて放課後子ども教室との連携などについて検討を行った。
それぞれのこれまでの経過も異なり、運営母体、運営体制については、地域のボランテイアの支援が不可欠となり、課題も少なくはないが、需要に応えるべく地域力を結集して事業の健全な運営を図るべく、更なる行政と地域との連携の推進を確認した。
我々世代は、学校から帰宅すると、ご近所の児童が公園に集まってきて、日が暮れるまで それぞれの遊びに夢中になっていたが、今や都会ではそんな光景は見ることができない。
また、安全面でも不審者情報が流れる中で、登下校の安全すら不安な状況があり、保護者が在宅であっても、子どもだけでアウトドア遊びを出来る環境が保証されていない。
何が原因でこのようになってしまったのか?判らないが、欲求不満が高じてストレスが鬱積している世相を何とか改善して、地域の宝である子ども達を見守っていく行動が求められている。