終戦の日を迎えたこの日、例年通り靖国神社と千鳥が淵戦没者墓苑に出かけ、英霊に参拝してきました。
9時過ぎに九段下駅に着きましたが、改札を出ると靖国神社口へ通じるエスカレータや階段には、長い列が出来ており、昨年に比較して参拝客が遥かに多くビックリでした。
地上に出ると、歩道では各団体のビラ配布や署名活動が行われており、行く手を阻んでいたが、何とかすり抜けながら参道に到着すると、今年も警備が厳しく機動隊の車列が出来ていました。
しかし、ことしも菅首相や閣僚の参拝はなし・・・・今さらでもないが、国を愛する一人としかくらる首相を戴いている我が国は何たることだろうと悲嘆せざるえない。
大村銅像を過ぎると第25回戦没者追悼中央国民集会の開会前でしたが、テントの中には全国から集まって来られた遺族や老若男女の参拝客が詰めており、特に学生が多く勇気を得ていた。
神門に近づくと、参道一杯に参拝者の列が出来ており、昨年は天候不順でしたが比べようもないほど参拝者は多く、拝殿まで何と20分以上かかっていた。
参拝では、特攻隊や若き戦没者の英霊(みたま)の気持ちを思いながら、今 戦後と同じ甚大災害に遭遇した国難の危機を乗り越えるべく勇気をもらっていたが、その道筋はいまだ見えてこない現状を嘆いていた。
参拝を終えて能楽堂前に進むと、放鳩式が行われた後でしたが、貴重な純白の白鳩が羽を休めており、鳩舎には300匹の白鳩が飼われていて、「みたま」を慰めているそうです。
参拝を終えた全国各地の遺族県人会の方々も多く見られていたが、東北から来られているツアー客をみて、災害復興祈願も兼ねておられるのだろうか?
神社を後にして、三番町通りへ出ると、今年も右翼の街宣車が並び、幟や国旗などが打ち振られてものものしい厳戒態勢が取られていたが、特に摩擦も無く静かで異様な雰囲気でした。
鍋割坂を経て「戦没者墓苑」へ移動すると、こちらでは更に厳しい厳戒態勢が敷かれており、聞けば丁度菅首相の献花が行われた直後だったようで、機動隊やSPが並び検問が解かれた直後だったようであるが、なぜ、お国の為に犠牲となった英霊が祀られる靖国神社を避けるのだろうか?小泉首相以来実現しない国家の長の公式参拝が実現しない苛立たしさを感じていた。
戦没者墓苑で献花して、千鳥が淵の遊歩道に出ると、桜の時期に大混雑していたあの場所とは思えない静寂な濠端を散策して、九段下へと戻ってきた。