MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

まんだら堂やぐら群~トレイルラン

2016年05月11日 | ジョギング
鎌倉朝比奈切通しから名越切通しまでのトレイルランの最後は、名越切通しの第2切通しにある「まんだら堂やぐら群」へ立ち寄ってきました。
「まんだら堂やぐら群」は、岸壁に四角い横穴を掘り、内部に石塔を立てて死者を埋葬し供養する施設で、13世紀後半から16世紀頃まで使われた特殊な遺構となっています。

「まんだら堂やぐら群」は、通常保存と調査のため非公開となっていますが、毎年一時期だけ限定公開されており、この日は幸運にも公開日でした。

場内に入ると広い山肌には約2M四方から小さなやぐらまで150以上彫られており、その穴の中には多数の五輪塔が納められていますが、実に壮観な光景でした。



やぐらの壁も崩壊しているのも見かけられますが、納められている五輪塔も様々なものがあり、ここに葬られているのは、武士や僧侶、富裕な商人などが中心だそうで、非常に興味がありますね~

またやぐら群の周辺や手前の広場には、多くの遺物も発見されて遺体を火葬した痕跡も発見されたそうで、現在も発掘調査や保存対策が行われているそうですが、熊本地震などを目にしていると、このような史跡は大切に保存して欲しいところ・・・・
国指定の史跡となっていました。




また、場内の小高い丘の上には展望台もあり、逗子海岸が眼下に拡がっていました。

去り難い魅力に取りつかれていましたが、やぐら群を後にして第3切通しを抜けて大町口へと下山しました。

雑木林の中で大木の幹には、樹皮にいろいろな模様が出来ており、中でも笑顔が彫られたような横筋が出来ており、この日のトレランにエールを送ってくれたようでした(笑)

大町口まではシダが生い茂った長い下り道が続きます。

大町からは、横須賀線沿いを走り、八雲神社、常栄寺(ぼたもち寺)を経て鎌倉駅へ。
祇園山ハイキングコースの下山口の「八雲神社」では、ハイカーの姿も多く見られ、ハイキング日和でしたね。


日蓮上人が処刑場に送られる時に、寺の尼がぼた餅を捧げたことが名前の由来となっている「ぼたもち寺(常栄寺)」では、山門に「ぼたもち寺」の看板が掲げられ拝殿前にも提灯が掲げられて鎌倉の名所の一つにもなっているようです。


鎌倉駅に無事到着でしたが、道に迷いながらの約3時間半のトレランで、変化があり史跡を辿る楽しい一日でした。
コメント (6)
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