鎌倉散歩で比企一族の菩提寺妙本寺から苔の寺の妙本寺へ行ってきました。
妙法寺は、日蓮上人が鎌倉松葉谷で布教の拠点として小庵を結ばれた地に建立された寺院で、特に梅雨時期には苔むす石段があり、「苔の寺」ともいわれる鎌倉の名寺となっています。
仁王門や大覚殿の周りの参道には、青やピンクのヒメアジサイが彩りを添えています。
仁王門には、勇壮な阿吽の仁王様が見られます。
仁王門の先には、約60段のしっとりと緑の苔が生えた石段が見られ神秘的な雰囲気が漂っていました。
苔の石段は上れず、右側の石段を上りますが苔は生えていませんね~
法華堂前の階段の上からの光景です。
厄除祖師像が祀られている法華堂では、向拝に素晴らしい木彫りの彫り物が見られます。
法華堂傍の美しい仏像さまに魅かれました
日蓮上人が住まれた小庵跡ですが、念仏者に焼き討ちされたそうです。
谷戸の奥には、化粧窟と言われる大きなやぐらでは、小さな仏像も鎮座しています。
小庵跡からさらに裏山の階段約百段の石段を上ると、山頂に御醍醐天皇の皇子で日叡上人の父の護良親王のお墓「大塔宮御墓」が建てられています。
御墓からは、鎌倉海岸や稲村ケ崎を望める絶景ポイントとなっていました。
美しい苔の石段や鎌倉海岸を望める印象的な鎌倉の古寺でコロナ禍に負けない癒しの心を実感していました。