鎌倉の花の寺と言われる妙本寺を久しぶりへ行ってきました。
妙本寺は、日蓮宗最古のお寺となっていますが、比企能員一族が住んでいた屋敷跡に出来たお寺で広大な境内には、数々の比企一族の菩提寺となっています。
黒門の先の本堂までの階段の両側には、ヒメアジサイが名残の美しさを見せています。
仁王門には、 持国天と毘沙門天が迎えてくれました。
仁王門には、源氏ゆかりの笹竜胆の家紋が飾られていて、比企一族と源頼朝・頼家とのつながりが伺い知れます。
門の木鼻(象鼻)には、素晴らしい彫刻も見られます。
仁王門をくぐると、妙本寺のこの時期の名花「ノウゼンカズラ」が大きく蔓を延ばし日替わりでオレンジ色の花を咲かせています。
花の近くには、日蓮上人像が立ち、花の美しさを楽しまれているようですね~
祖師堂の手前の山裾には、比企一族の墓が立ち並んでいます。
祖師堂は、瓦葺の入母屋造りで約200年近い伝統ある重厚な建造物で向拝の海老虹梁や木鼻も素晴らしい彫りが見られます。
祖師堂の裏の山裾にも、やぐらが見られますが、由緒は不明でした。
祖師堂裏の山道は、祇園山ハイキングコースに繋がっていますが、この日は昨秋の台風被害で閉鎖されていました。
参道へ戻ると、大木の幹が残されており、空洞となっていましたが、生き残っているようで鎌倉名寺の伝統の重さが感じられました。
この後、小町大路から苔寺の妙法寺へ向かいました【続く】