MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

浮世絵展

2020年07月24日 | 絵画

藤沢浮世絵館で「御上洛東海道と幕末の浮世絵展(後期)」が始まりました。

藤沢市は、旧東海道の宿場町として発展した歴史を有しており、藤沢市が所蔵する江戸時代から昭和初期にかけて北斎や歌麿、広重、国貞など巨匠が描いた浮世絵が多く保存されており、今回は、「御上洛東海道と幕末の浮世絵(後期)」として、「東海道五十三次コーナー」・「藤沢宿コーナー」・「江島コーナー」・「企画展示コーナー」の4コーナーで、50点の浮世絵名作が展示されていました。

東海道五十三次コーナーでは、「御上洛東海道」をテーマに二代歌川広重や歌川国貞などの作品11点、川崎から箱根までの名所東海道の幕末の浮世絵が展示されていました。

川崎六郷の渡しを行列を描いた歌川広重の作品です。

神奈川宿台町の通りを進む旅人を描いた歌川国貞の作品です。

東海道の名所の江之島へ向かう行列を描いた歌川貞秀の作品です

大磯宿の鴫立沢の前を進む行列を描いた河鍋暁斎の作品です。

小田原酒匂川に架かる徒歩渡しから箱根二子山を望みながらの行列が描かれた歌川広重の酒匂川の絵図です。

小田原の海沿いと箱根山・小田原城を描いた広重の作品。

藤沢宿コーナーでは、「藤澤と宿場の美人たち」をテーマに、二代歌川豊国などの作品11点の美人画が展示されていました。

江之島詣での道中、七里ガ浜から海を眺める女性が描かれた「団扇絵」です。

他にも歌川国貞などの美人画が見られます。

藤沢宿の光景です。

「江之島コーナー」では、「明治の江ノ島を描いた浮世絵と石版画」をテーマに江の島付近の名所を描いた10点の作品が展示されています。

洲鼻の入口で貝拾いを楽しむ美人の賑わいを描いた作品

片瀬海岸から江の島を望む光景を西洋画と日本画を組み合わせて描いた独自の描法で描かれた作品

同じく七里ガ浜からの光景を描いた作品

遠景富士と江の島を背景に弁財天に見立てた芸伎の弁天娘の作品

江ノ島の遠景を描いた石版画の墨摺りの画2点

「企画展示コーナー」では、「御上洛東海道と幕末の浮世絵」をテーマに、18点の作品が展示されています。

東海道吉原の左富士の名所を進む行列を描いた歌川芳艶の作品

東海道吉田の橋上を進む行列を描いた歌川広重の作品

多くの浮世絵大作を観て東海道五十三次の要所として栄えた藤澤宿や江の島の魅力を再認識し、江戸時代から今日まで人気スポットとして数多く描かれており、浮世絵に負けない画を描いてみたいと感じていました。

 

コメント (2)
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