真鶴半島の先端にある真鶴岬の三ツ石海岸など半島を一巡りしていました
今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため毎年夏に開催さる伝統の「日本三船祭」の「貴船まつり」が中止となり、真鶴港や貴船神社も淋しい光景となっていました。
真鶴港の前には、石橋山の合戦で敗れた源頼朝が身を隠して安房の国へ逃げた洞窟「しとどの窟」が残されています。
頼朝を祀る頼朝観音が鎮座しています
その先の高台の上には、貴船まつりで有名な「貴船神社」があり、煩悩の数に合わせた88段の「清めの石段」の両側には石灯篭が並びこの階段を貴船まつりでは、本殿前から神輿が下りる光景が見られますが静かな雰囲気でした。
貴船神社は、海の安全の守りがと称され真鶴の漁業や石材業の福をもたらす神として信仰されているそうです。
稲荷大神には、多くの祠やお狐さんが祀られています。
社殿の横には、厄除け払いの石門があり、門をくぐると厄除けが叶うと記されていますが、小さな門をくぐり抜けるのは難行でしたね(笑)
戦没者を奉る祖霊社
貴船神社の宮前から琴ケ浜海岸へ出ると、真鶴半島の山側には、真鶴の名石の採石場が見られます。
琴ケ浜海岸は、ダイビング発祥の地として名所ですが、人影も少なく遠くには小田原海岸や江の島を望む美しい相模湾の風景が望めます。
琴ケ浜海岸から巨木のクスノキやクロマツが延びる自然林の灯明山への急坂を上り降りして、美しい緑の森の香りを感じながら半島の先のケープ真鶴へ向かいます。
ケープ真鶴の広場や斜面には、巨大な蓮の花のオブジェが設置されてフォトスポットとなっています。
「ケープ真鶴」の先には、江戸時代末期に海上防備のために築かれた「幕末の台場(砲台)跡」が残されています。
台場からは、眼下に三ツ石海岸の真鶴岬が望めます。
台場から248段の急階段を下りて三ツ石海岸へ着くと、岩場には地域の小学生が水遊びを楽しむ光景がみられます。
干潮の時間でしたので、名勝三ツ石(笠島)に近付こうと大小の岩の上を進みますが、高波も寄せて岩の上は滑りやすく難行でした。
三ツ石まで約50m近くまで行きましたが、潮が満ち始めてきて残念ながら引き返しましたが、足元も水を被り恐怖感を覚えて往復30分近くかかり無事に戻ることが出来ました。
大小の岩には、フジツボなど珍しい貝殻も見られしばし水遊びしながら一休みでした。
一休みの後、番場浦の潮騒遊歩道、森林遊歩道、岩海岸などを巡っていました【続く】