お散歩日和となり、久しぶりに皇居東御苑周辺を散策して来ました。
旧江戸城の正門の大手門から入門しましたが、江戸時代の大名登城と同様、コロナ感染防止のため厳重な荷物検査や体温測定など検査が行われていましたね(笑)
大手門渡櫓の屋根上には、一風変わった鯱が飾られており、櫓や門の景観は江戸城の風格を感じる雰囲気でした。
門前にも大きな鯱が置いてありますが、以前の鯱のようです。
大手門をくぐると、警備の詰所だった同心番所と最大の検問所の百人番所が保存されています。
「中之門」の石垣では、江戸城最大の巨石が用いられた布積みという技法の築石が見られます。
仲之門の一部には、幕末の火災で損傷した様々な模様が描かれたような石も見られ、修復されないまま残されているようです。
本丸休憩所では、江戸城が復元された模型が展示されており、外観や構造など当時のそのままの天守が1/30のスケールで復元されています。
本丸は、江戸時代に3度建て直されましたが、3度目の日本一の高層の天守を復元したもので、五重六階の構造で、天守台の高さと合わせて約60m、20階の高層ビルに相当する高さで江戸の町に聳え立った豪壮な天守だったと見られます。
破風や壁には葵御紋や銅板と漆喰などが施されて圧巻の光景が再現されています。
現在の「天守閣跡」には、約40m四方の石積みが保存されて本丸跡や丸の内ビル街を望む展望台となっています。
天守台の反対側の東南の端には、「富士見櫓」が残されており、一時は天守閣に代用されていたそうで、優美な姿が保存されています。
忠臣蔵でおなじみの破傷事件のあった「松の大廊下」の跡です。
本丸跡の展望台からは、高層ビルが立ち並ぶ丸の内ビル街が望め、当時の東京ウオーターフロントエリアは見えませんね(笑)
石垣の大石を使ったストーンアートも見まれます。
展望台下の「汐見坂」から「白鳥濠」を望む光景です。
都道府県の樹々に囲まれた「天神濠」です。
天神濠から多種多様な梅の木が並ぶ「梅林坂」です。
大奥用の調度などを納めた「石室」
日本や中国の珍しい竹や笹が13種類植えられた「竹林」は、皇居吹上御所から移された貴重な竹林です。
天守台の北側からみた勇壮な石積みの姿です。
東御苑の北側の北桔梗門では、深い濠の石垣に囲まれており、江戸城を守る雄大な景観がみられます。
江戸城の壮大な景観や歴史を学んだ機会となりました。
その後、北の丸公園を散策を続けます【続く】