新春恒例の風物詩として藤沢宿周辺の七福神を祀る神社・お寺を散策してきました。
七福神は、ご利益がある神様として崇めたてられており、特に今年は元旦に発生した能登地震の一日も早い震災復興を願いながら、寺社に参拝していました。
箱根駅伝の応援していた遊行寺坂近くの遊行寺の宇賀神社の「弁財天」と諏訪神社の「大黒天」は、参拝していますが、この日は、白旗神社、常光寺、養命寺、皇大神宮、眞源寺、感応院を巡ってきました。
源義経公や寒川比古命を祀る白旗神社では、初詣の参拝客も多く見られ、藤沢の人気スポットとなっており、参拝まで30分近くかかりましたが、新年の厄除け祈願していました。
参道入口には、義経公と弁慶公の勇壮な銅像が立ち、新年も元気で過ごしましょうと呼びかけるような姿で、新しいシンボルとなっています。
境内の手水舎には、辰年を迎えて頑張りましょうと叫ぶような姿の昇り龍の彫刻や華やかな菊の花で新年を祝う雰囲気が創り出されています。。
本殿下の社務所横には、知恵と勇気の守り神の「毘沙門天」が祀られています。
境内には、義経公が今年の干支である龍(辰)に乗って雲の上を駆けている様子が描かれた令和6年の辰の大絵馬が飾られています。
新年の装飾を燃やすどんと焼きも始まっていました。
常光寺では、幸運・財宝・長寿の神の「福禄寿」が祀られて、拝殿前には石像の神も飾られていました。
山門の横には、赤頭巾をかぶった愛くるしい六地蔵も見られます。
境内の奥の裏山には、白旗神社の末社だった弁慶の霊を祀る八王子社があった後で、「弁慶塚」や庚申塔が残されています。
弁慶塚の前には、大樹のイチョウの木が幹が割れた姿で聳え立ち生命力の強さを誇っているようです。
養命寺では、先客万来・家内円満・家運隆盛の福神「布袋尊」が祀られ、拝殿前には、薬師如来の石塔や布袋尊の石像が設置されています。
藤沢のお神明さまと呼ばれる皇大神宮は、大庭御厨の総鎮守として1000年以上の歴史を有し、天照皇大神などを祭神とする古刹でこの日も初詣の参拝客が見られました。
境内には、伊勢の宮や厳島神社、豊受神社など多くの境内社が鎮座し、恵比寿の宮には商売繁盛・大漁守護・除災招福の神「恵比寿様」を祀られています。
本町付近の眞源寺では、健康長寿・福徳知恵・諸病平癒の神「寿老人」が祀られていますが、拝殿は閉館されていました。
拝殿前の一角には、多くの小石が奉納された石仏が見られました。
藤沢橋近くの感応院では、本堂が閉館されていましたが、長寿の神「寿老人」が祀られているようです。
本堂の右側には三島大明神があり、お堂は回転するようになっている珍しい造りだそうでお堂の中にはお経が納められており、回転してご利益を授かるようです。
本堂前には、弘法大師の立像が見られました。
山門横には、念仏を唱えるような姿の愛らしい小さな石仏像が飾られていました。
藤沢宿には、他にも江ノ島神社の「弁財天」と龍口寺の「毘沙門天」がありますが、改めて訪れたいと願っています。