今日も、朝から湘南は、夏本番のような暑さでした。
湘南唯一の夏祭りといえば、江ノ島八坂神社の天王祭が有名ですが、暑さに負けずマイチャリを駆して江ノ島へ・・・・・・
片瀬海岸には、すでに多くの海水浴客が訪れていて、浜辺には家族連れや若者連れが砂場に波の中にと 思い切り 夏を待っていたかのように、楽しまれていた。
さらに、沖の方には、夏の陽を浴びて ウインドサーフィングやヨットの帆が色とりどりに、気持ちよく走っているのは、正に『東洋のマイアミ』の光景でした。
弁天橋を渡り、江ノ島に入ると、祭礼のために馳せ参じた担ぎ屋や観光客で、参道は大賑わいでした。ようやく辺津宮に辿り着いたときに、祭礼の神事が始まるところでした。
『八坂神社』は、社の説明盤によれば、対岸の腰越の小動神社が昔 大波で流されて御神体が海に沈んでいたのを、漁師が拾い、八坂神社に祀られたのが始まりだそうです。
天王祭は、年に一回、島の人々が天王囃子など古風な囃子を奏でながら、神輿が真裸体の担ぎ手にかつがれて 海に入り、対岸の夫婦神である腰越 小動神社へ神幸し会いに行くという、風物詩として「神奈川祭50選」にも選ばれているそうです。
神事の後、静かに辺津宮を出て、天王囃子が厳かに奏でる中を、島の人々と共に、参道を降りてきますが、狭い参道は凄い人で前に進めない状況でした。
静かに静かに観光客などに囲まれながら、弁天橋まで進みます。
子供達が引く神輿も、手作りのもので何とも微笑ましい光景でした。
弁天橋の際から、海に入りますが、丁度満潮に近い水面でしたが、波は穏やかで約100人の担ぎ手が、勇壮に 浮きつ沈みつ 進み 海上で禊を受けていました。
担ぎ手の多くは、広く全国から募集するのでしょうか、褌一つで勇壮な姿ですが、メタボな体系が目立ったのは 愛嬌ですね・・・・
また、白人の凛々しい姿もありました。湘南らしいですね。
これが『海上渡御』と呼ばれるそうです。
驚いたのは、見物客の多さもさることながら、中高年のカメラおじさん・おばさんの多い事。
高級なカメラを首にかけて、三脚・脚立持参で早くから場所取りしていて、一般客は遠慮して押し出されています。最近のカメラブームは、撮影会などでもその光景を見ますが、プロまがいの機材を持って グループで行動されますので圧倒されそうです。
中高年の趣味として、すばらしいと思うが、さてその腕前は?よく判りません・・・・
対岸の腰越でも同様に、渡御が行われ、この後 江ノ島からは腰越まで神輿が橋を渡って辿り着くそうです。
周りの海岸では、祭礼が終わった後に、小学生徒を対象の地元のカヌー教室が開催されていて、初心者は指導者の言われるとおり、納得して漕いでいる光景に しばし、見とれていました。