MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

南フランス・カタルーニャ地方・スケッチ旅=コリウール編

2009年05月03日 | 旅行記

コリウールの2日目も雲ひとつ無い快晴で、抜けるような青空と海の蒼色と相まって素晴らしい真夏のような錯覚を覚えるようだった。

朝食までに時間があったので、海岸通の先の山の上に聳え孤高の姿を見せるお城と風車を目指してホテルから、朝ジョギングで出かけてみた。

昨日、散策して廻った13世紀に建造された風格ある「シャトー・ロワイエル」の周りの懸崖道路を経て、海岸道路は登りが約2Kmくらい続き、更に段々畑のぶどう畑を抜けて隣村の入口まで気持ちよく走った。

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ここで折り返して目指す山の上のお城に向かったが、脇道に入り登れどもお城に続くらしい路がいくつもあり、路を尋ねる人も見つけることが出来ず、時間に追われて諦らめて風車付近を経由して帰路に着いた。

来た路を振り返れば、はるか向こうには真っ白のピレネー山脈が見えており、山と海にコリウールの町が原色の壮大なパノラマ風景を創り上げており、しばし、足を進めるのを止めて眺めていた。

朝食後に、シャトー・ロワイエルから町のシンボルである『ノートルダム・デ・ザンジュ教会』を望むスクエアに出向き、そこからの眺めは、町一番の最高のもので早速、最初のスケッチに取り掛かる。

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この教会は、以前はこの港の灯台だったそうで、それを鐘楼に使っており、海の中に立つ景観は、手前のレストラン街の色合いとその前に広がるビーチと絶妙の美しさを展開されていた。

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この日は、真夏に近い陽気となっていていつの間にか、ボラマールビーチには海水浴客や日光浴を楽しむ観光客が集まっていたが、フランスのバカンス時期を迎えての客だったようだ。

コリウールの町は、約10本位の小路があり周囲も約1Km超くらいで、ゆっくりとみやげ物店やレストランを眺めながら歩いても、1時間もあれば充分であろう。

ベテラン添乗員の案内で、スペイン系料理のレストランに入ったが、イカや豚、牛などを個別に煮込んだ料理がすばらしくいい味であった。

シェフに美味しいと話していたら、即興でメモ用紙に闘牛の姿を描いてくれたが、その粋な計らいに驚くと、何とそのシェフは元マタドールだったそうである。

このイケメン・シェフと意気投合し、記念写真を撮って またの来訪を求めてくれた。

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コリウールの小路は、急な坂道や階段が多いが、少ない小路の中でも見るべき路は、『ミラドール通り』という、巨匠マテイスが描いた「コリウールの屋根」が描かれたところで、ミラドール通りを昇りきったところに、マテイスの画のレプリカが立っていた。

マテイスやドランが描いた画の鮮烈な色彩が、強烈な衝撃を与えて『フォーヴィズム(野獣派)』というレッテルを貼られたそうである。

早速、その場所からマテイス気分で同じ構図で筆を取って挑戦してみた。

その場所のすぐ近くには、画家たちが住む「アーチスト長屋」が、連なっていた。

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