MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

横浜山手坂道散歩

2019年06月01日 | まち歩き
暑い夏日でしたが、久し振りに横浜で一番坂道の多い山手をブラ散歩してきました。
この日は、JR石川町駅から坂道を昇り降りしながら山手西洋館や歴史的スポットを巡っていました。
元町仲通りを経てまもなく右手にフェリス女学院へ通じる急坂の「汐汲坂」に出会いますが、古くはこの坂道を上り海水を運んだことから名付けられたそうです。


引き返してその先の「代官坂」は、元町から山手通りへ通じるメイン通りで、以前は「蓑輪坂」と言われていたそうですが、現在は、横浜村の名主・石川徳右衛門の家があったことから「代官坂」と呼ばれています。
石川邸まえの代官坂です。


代官坂の坂下から右手には、元町百段公園へ通じる急階段の「高田坂」があります。


代官坂下から元町公園へ向かうと山手通りへ向かう「額坂」も長い石段坂となっています。


山手通りへ出る手前には、「山手80番館遺跡」があり、外国人住宅の遺構ですが、関東大震災で被災したまま遺構として保存されています


その先の外人墓地側には「貝殻坂」が続きますが、この山手大地から貝殻が出土したようで現在も「山手貝塚遺跡」の一部になっているようです




山手通りに出ると、山手聖公会やベーリックホール、エリスマン邸などが並び山手西洋館の中心部となっています




山手通りからベーリックホール前交差点から長い「南坂」を下り「ビヤザカ通り」へ出ると、日本のビール発祥の地で、通りの名前にもなっており、道沿いには「ビール井戸」が残されています






ビヤザケ通りから明治初期に英軍の陣営があったことから名付けられた「陣屋坂」を上り外人墓地に到着。




外人墓地から「港の見える丘公園」に向かうと、ベイブリッジや山下公園、本牧ふ頭などが眼下に拡がり、横浜随一の絶景が見られました。
丘公園は、開園して60年近くになりますが、戦後の流行歌の「港の見える丘」に由来して名付けられ、「ブルーライトヨコハマ」が唄われた光景ともなっています。







既に終わった横浜ガーデンフェスタのマスコットのガーデンベアもにこやかに迎えてくれました。


公園内には、近代文学館や霧笛橋、イギリス館、大仏次郎記念館など名所も多くスケッチポイントともなっています。




公園内を一巡りして丘公園から谷戸を抜ける長い「谷戸坂」を下り元町通りへ向かうと、坂の途中に関東大震災の追悼碑が置かれています。




元町通りから外人墓地の脇にも「見尻坂」と呼ばれる石畳の長い坂が山手通りへと伸びていますが、前を行く人のお尻を見ながら上る坂でしょうか


坂道脇の墓地内には、四角錐形の珍しいお墓や生麦事件被災者のお墓が見られます。


元町通りに戻ると、元町のシンボルのフェニックス(不死鳥)が大きく羽ばたいています。


中華街へ通じる「谷戸橋」は、建造90年を迎えた横浜の歴史的建造物に指定されている名橋のアーチ橋で、親柱や欄干も見応えあるものです


橋を渡ると、横浜港ゆかりのタンカー麻里布丸の巨大な錨が置かれており、歴史的遺産として設置されています。


横浜開港160周年を迎えて、異国人街の山手の坂道などをぶらついて改めて横浜の歴史・文化を感じたひと時でした。


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