4月に入り、新年度がスタートした。
管理者には、あらゆる面で新鮮な気持ちを抱き、新年度のスタートラインに立つ心境である。
入学式、入社式や各種団体の年度初めで、現役の時は忙しい目が回るような一日であった。
現役時代には、入社式や年度方針説明、定期異動の対応、説明会などと終日、席が暖まる暇は無かったことが懐かしい。
新入社員は、初々しく希望と不安を併せ持ち、社会人としてのスタートとなるが、百年に一度の歴史的な不況時代に、どんな気持ちの一日だったのだろうか?
3月の日銀企業短観(短期経済観測調査)では、日本経済は歴史的な景気悪化状態だったそうだ。
例年、各企業の入社式の訓示に注目してきたが、今年の訓示には特に注目していた。
ある大企業社長訓示では、 「自ら未来を切り開いていくという認識と気概を待て」とか、
「モノづくりに対するプライドを持ち、技術を持って社会に貢献してほしい」など、新入社員の心に響いただろうか?
過去の例を見ても不景気時の新入社員には、強い意志があり、大きく育つ傾向がある。
若者は強い気構えをもって、逆境に打ち克ってほしいと願うとともに、経営者には短期的な損益よりも、次世代を担う若者を大きく育てることを、優先してもらいたい。
小・中学校の入学式もまもなく行われるが、大きな夢を抱いて厳しい社会に大きな羽を広げて飛び立って欲しいものである。
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