横浜港のシンボルである「氷川丸」が竣工93年、リニューアルして15年目を迎えて、久しぶりに船内を見学してきました。
氷川丸は、戦前の日本の造船技術が活かされた現存する唯一の貨客船で、250回以上太平洋を横断した姿が今も保存された産業遺産として往時の姿が保存されて、歴史的な景観が今もミナトヨコハマの人気スポットとなっています。
船内の階段や周辺の客室通路には、一流ホテルのようなデザインなどの雰囲気が感じられます。
一等食堂ではアールデコ調の装飾など昭和初期の華やかな客船文化の雰囲気が感じられます
一等社交室内や一等喫煙室には、豪華で優雅なアール・デコの装飾が施されています。
一等客室の大きな部屋にも、ベッドやテーブル、手洗い場が設置されて往時の生活ぶりが偲ばれる景観が見られます。
デッキからは、みなとみらい21の大桟橋やランドマークなどの絶景が見られます。
操舵室には、航海の安全を願う氷川神社が祀られており、氷川丸の名前の由来にもなっています
磁気羅針儀も当時のまま保存されています。
乗務員エリアでは、乗務員の室内やデッキから氷川丸のシンボルマークの黒・白・赤ラインの鮮やかなマークや横浜港最古の白灯台が見られます。
展示室には氷川丸の引退までの30年間の航跡が示されています。
機関室では、竣工当時最新鋭だった8気筒のデイ-ゼルエンジンが現役時代のまま保存されて産業遺産となっています。
出口の展示室には、竣工当時の氷川丸の姿が、内部イラストで示されて当時の豪華さが感じられます。
氷川丸が造られた造船技術や客船の内装など貴重な歴史的重要文化財となっており、竣工後、シアトル航路や病院船、引き揚げ船などで活躍した航跡を残した豪華貨客船の歴史遺産の経緯などを知る機会でした。
この後、山下公園から海岸通りを経て日本郵船歴史博物館へ向かいます。【続く】
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