藤澤浮世絵館の新しい展示「広重の竪絵 東海道勢ぞろい~12Daysの京旅行」が開催中で、東海道の名所や旧跡が描かれた浮世絵を観てきました。
今回は、「東海道五十三次コーナー」・「藤沢宿コーナー」・「江の島コーナー」・「企画展示コーナー」の4コーナーで、75点の名品が展示されています。
「東海道五十三次コーナー」と「藤沢宿コーナー」では、「広重の竪絵 東海道勢ぞろい~12Daysの京旅行」の55点の竪絵作品が展示されていました。
「日本橋 東雲の景」の作品では、日本橋の先に富士山、江戸城、蔵と夜明け前に茜色に染まる空が描かれています。
「藤沢 南湖の松原左富士」の作品では、南湖の松林と左富士が描かれています。
東海道五十三次の神奈川・程ヶ谷・戸塚・藤沢の茶屋や立場、山道からの当時の眺望も描かれています。
三島神社の門前町と栄えた三島宿の宿場町の光景を描かれた「三嶋大明神の一の鳥居」の絵。
東海道五十三次名所の由井・興津・江尻 田子の浦三保の松原など水辺や富士山の風景画も現代絵では描けない雰囲気を醸し出されています。
東海道の難所だった大井川渡しの光景が描かれた「大井川駿岸」の作品
江ノ島コーナーでは、「鎌倉・江ノ島観光図」として、鎌倉の名所マップが描かれた大図絵では、現在も大河ドラマ鎌倉殿で観光名所となっていますが、江戸時代の様子が描かれています。
「企画展示コーナー」では、「広重の竪絵 東海道勢ぞろい 12Daysの京旅行」の名所図会26点の作品が展示されています。
東海道五十三次の二川宿と吉田宿の茶屋や大名行列の様子が描かれた作品。
岡崎の矢作川に架かる東海道一の大橋だった矢作橋を河岸から見上げる構図で橋の先の高台には岡崎城が描かれた作品。
特別展示コーナーでは、話題の「浮世絵が描く鎌倉幕府の物語」として源義経の活躍を描いた「源義経の物語」が描かれた2点の作品。
今回の展示作品では、日本橋から京都三条までの12日間の旅の風景を描いた作品が見られ、当時の光景を旅人気分で観てきました。
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