今春行われた第3回『全国学力テスト』の結果が、文部科学省から発表された。
同時に行われた「学習状況調査テスト」も行われたそうで、その分析結果についての専門家やメデイアの論調が出ている。
公表結果を見ると、都道府県別の平均正答率のランキングでは、大きな変化は無く、地域差は埋まっていないという。
我が故郷福井県は、今回も秋田県・富山県などと共に、小学・中学共に、好成績で上位を占めたようだ。
大阪府が、橋下知事の懸命な改革への取組みで、ランクアップしたそうである。
生活習慣の調査による学力への影響については、「毎日キチンと朝食を取る」、「家族とのコミュニケーションがある」、「ノートに記載する習慣がある」などの習慣が身についている子どもの成績が良いとの分析結果も示されている。
学力向上には、当然学校の指導力の影響は大きいが、日頃の家庭における生活習慣は無視できないと思う。
学校における指導教育にばかり、保護者は責任を求めがちであるが、家族の生活指導が第一ではないだろうか?
都会での小学生には、朝食を取らずに通学する児童が多いと聞くが、保護者はこの事実を認識することが一歩では?
また、いつものことであるが、結果の公表についてはそれぞれの立場で賛否両論が騒がしいが、
橋下知事が、事実をしっかりと認識して、改善に向けて取り組まれた結果については、大いに評価したい。
結果の開示により、「過度の競争になる」とか「学校の序列化」を生むとか、公表反対派の意見は、いつも同じであるが、
競争して頑張り努力する姿勢が、教育側にも生徒側にも、学力向上に繋がると確信している。
秋田県の教育現場を視察して、教師の連携やチームテイーチングなどを実践して効果を上げている例もあるようである。
教員が子供たちと向き合って学力向上に取り組み、家庭や地域が安定して学校へ協力し支えることがいい結果を生むことは、間違いない。
民主党は、政権に就けば、学力テストそのものを、廃止または縮小すると言っているそうであるが、競争自体を否定するような日教組の方針なのか?
教育は、国の根幹を担う最重要項目である。誤った道は進んで欲しくない・・・・・
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