オバマ新大統領が就任し、全世界が注目する中で新政権がスタートを切った。
就任演説の内容詳細や評価が、マスコミを通じて報道されており、就任式当日のLIVEでは、
同時通訳が今一でよく理解できなかったので、改めてじっくりと読み確認した。
宣誓の「やり直し」という落ちもあったようであるが、演説内容は選挙期間中の演説と比較してパンチに欠けていたように感じたが、どうだったのか?
あの会場で、熱狂的に米国民が興奮していたのは、何だったのかという印象も受けたが?
その内容では、『Yes. We Can 』、『Change 』は、一回もなし。
歴史的な言葉を捜してみたが、自分には感動するようなものは、見当たらなかった。
選挙期間中の『名演説集』のCD版が、40万部のバカ売れで日本の書店でも山に積まれている。
歴史的な一日に、歴史的なメッセージも無かったようだ。
ニューヨーク株式市場のダウ平均も、期待されたご祝儀相場もなく、何と大台の8,000$を割り込んだという。
アメリカ発の世界的大不況の真っ只中で、浮かれてばかり居れないという、覚めた評価の表れだろう。
演説の中で感じた要点は、現在の状況を抜け出すために、
○機能する政府を作り、市場主義を改める・・・・
○自らのために、国民のために、世界のために、国民全てが新しい責任の時代へ・・・・
と訴えていた事には、一面では賛同できる。
裏を返せば、国民も各国も自らの責任を果たせと言っているようだ。
このスピーチが、作文に終わらず、確実に世界への約束として、時間をかけても実現して欲しいものだ。
日本の政治を見てみると、政府も政治家も政局ばかりで、与野党共に今打つ手を打つ努力が見られない。
就任式後に、メキシコへ飛び立つブッシュ前大統領に、『ヘイヘイヘイ、ブッシュ バイバイ・・』とは、何とも寂しい気持ちがした。
世論は、かくも冷たいものか?移り気なものだろうか?日本人には理解できないよ・・・
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