ふるさと福井勝山の白山平泉寺を散策してきました。
白山平泉寺は、泰澄大使が約1300年前に霊峰白山を目指して登山するときに開山した大規模の寺院を開山した聖地で、現在の境内の約10倍近い広さに、社殿やお堂、坊院があったと伝えられる聖域で、天正時代に一向一揆の攻撃を受けて全山が消失し、その後再興され、神仏分離によって寺号を廃して白山神社となって、現在は、平泉寺は町名となって「平泉寺白山神社」と呼ばれています。
参道には、石畳の道が苔が生えて杉の木に覆われた聖なる雰囲気となっていました。
精進坂の先には、白山神社社務所の奥に「玄成院庭園」の園内には、「御手洗池」があり、泰澄大師が「白山神(貴女)」が降臨するのを見て白山山頂へ向かう決意したと伝えられる平泉寺由来の池となっています。
二ノ鳥居の扁額の上には屋根が飾られて、山王鳥居のような姿が見られ、鳥居をくぐった拝殿前は緑の苔の絨毯が敷かれたような光景と巨石が積み上げられた石山などの景観が見られ、「かおり風景百選」に選ばれています。
本社殿の前にも巨石で積み重ねた大石垣が造られています。
拝殿の向拝には、巨龍の海老紅梁が設置され、壁には鳳凰や鶴の彫刻が飾られています。
本社の隣の別山神社
二ノ鳥居の参道の分岐点の先には、三の宮があり、その脇から霊峰白山へ通じる修行の越前禅定道となっています。
二ノ鳥居で折り返して石畳の参道口には、泰澄大師の墓標が設置されています。
大師廟の近くの結び神社には、大きな常夜灯があり、大笠上に石を投げて笠上に石が乗ると縁が出来る縁結びのパワースポットとなっていました。
常夜灯の奥には、名勝東尋坊の名前の由来になった、三国の岸壁に突き落とされた僧坊「東尋坊」が住んでいた屋敷跡があり、現在も井戸が残されています。
白山平泉寺近くには、勝山城と呼ばれる壮大な天主閣風のお城が見られますが、地域の博物館となっていました。
平泉寺白山神社の遺産の歴史や聖なる雰囲気を楽しんだひとときでした。
この白山神社の彫刻の素晴らしさに感動です!
>拝殿の向拝には、巨龍の海老紅梁が設置され、壁には鳳凰や鶴の彫刻が飾られています。
神社仏閣の彫刻は名人が彫られているのでしょうが、ここまで立体的なのはすくないのではないでしょうか・・・
地域の博物館となっているそうですが
勝山城に上がって周りの風景をゆっくり眺めてみたいです
静かそうで良いですね
いつもありがとうございます
ふるさと勝山は、霊峰白山に近い霊験地域で、福井在住時には、平泉寺から白山登山した想い出の土地で、当時の記憶は残っていませんが、霊験あふれた石畳の参道や苔が生えている景観に魅せられていましたよ。
都会とは異なる景観にも感動し、またの機会に訪れたいと思えるひとときでしたね。
いつもご覧いただきありがとうございます。