MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

池上本門寺散策

2022年07月25日 | まち歩き

猛暑の一日でしたが、駒場オリンピック公園の帰路、関東有数のパワースポットの池上本門寺境内を散策してきました。

池上本門寺へ向かう参道には、巨大な岩の道標が設置されています。

欅造りの総門には本阿弥光悦の書を基に彫られた金色の扁額が掛けられた黒い門となっています。

総門をくぐった表参道には、「此経難持坂(しきょうなんじざか)」と称する96段の石段があり、加藤清正が寄進したそうで、名前も法華経の宝塔品「此経難持」の文字数に因んで名づけられた石段となっています。

石段を上った広場には、日蓮上人像が立ち、像の周りには約500個の風鈴が掲げられて涼しげな雰囲気となってあいます。

重層門の仁王門では、阿吽の仁王尊像が迫力ある姿で立ち、重厚な景観が見られます。

日蓮上人(祖師)を祀る大堂(祖師堂)は、鉄筋コンクリート製の高さ約30mの壮大な入母屋造りの建築で、堂内には龍の天井画(撮影不可)も見られ、懸魚にも鬼瓦や彫刻が飾られて圧巻の景観が見られます。

鐘楼も都内最大の梵鐘だそうですが、その前には初代の梵鐘が亀裂と歪が見られ突くことなく安置されています。

大堂の横にある霊宝殿は、閉館されていましたが、日蓮上人の御真蹟始め本門寺の霊宝・寺宝を収蔵されているようで入口の扉も素晴らしい景観となっています。

隣接する経蔵には、内部に回転する八角輪蔵(書架)があり、宝形造りの銅板瓦棒葺の屋根と宝珠が見られます。

本殿の山上から約60段の大坊坂の途中の森の中に上人が荼毘された跡に、木製の華麗な多宝塔が立ち、相輪や極彩色の彫刻が飾られた供養塔として貴重な重要文化財に指定されています

大坊坂を下った先に、大坊本行寺本堂と日蓮上人ご臨終の間があり、聖なる空間となっています。

大坊本行寺の日蓮上人入滅の旧跡(御臨終の間)の奥庭には、素晴らしい庭園も見られ聖なる雰囲気となっています。

本行寺の境内には、日蓮上人が使われた御硯井戸や立派な供養塔などが保存されています。

本行寺の多宝塔の奥には、紀伊徳川家の墓域となって多くのお墓が立てられています。

さらに坂道の周りにも、多くの地蔵尊が設置されて聖なる雰囲気となっています。

歴代聖人御廟所では、歴代の聖人のお墓が立ち並び、富士山も望める浄なる聖域となっています。

さらに境内の一番奥の御廟所には、日蓮聖人の御灰骨を祀る八角堂と両側に第二・第三聖人の廟所が並んでいます。

本殿内には、阿吽の仁王様が鎮座し迫力満点の姿で見守っています。

紅葉坂を下って墓所に入ると、プロレスラーだった力道山の墓があり、今も勇壮な姿で現代のコロナ感染拡大の時代を見守っているようです。

墓所の池上の森には、本門寺のランドマークとなっている高さ30mの五重塔が立ち約400年前に建てられた関東最古の塔として威厳ある姿が見られます。

仁王門横の地蔵様には、多くの折り鶴が飾られて、パワーを授かるスポットなっています。

鎌倉時代以降に多くの災難に立ち向かった日蓮上人の教えや本門寺の歴史を学んだ貴重な機会でした。


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