快晴の散歩日和となり、先日、東京タワーから芝公園付近をぶら散歩してきました。
芝公園から東京タワーへ向かう坂道からは、開業65年を迎える東京タワーがスカイツリーに負けない青空に聳える紅白の壮観な景観が見られます。
坂道の道端には、三体の馬頭観音像と道祖神が設置された歴史ロードとなっています。
東京タワーには、端午の節句を祝い333匹の色とりどりの鯉のぼりが泳ぎ回り、子供の健やかな成長を祝う雰囲気が創られていました。
東京タワーから増上寺に向かうと、境内の「千躰子育地蔵尊」では、約千体の可愛い地蔵が並び赤い帽子・前掛けと風車が回り子どもの成長を願う雰囲気が醸し出されています。
将軍墓所はこの日は公開されていませんでしたが、その御門(鋳抜門)には、左右の扉に5個づつの葵紋を配し、その外側には昇龍・下り龍が描かれて 将軍家の墓所としての風格ある御門となっています。
墓所の前にも、四菩薩像(普賢・地蔵・虚空蔵・文殊)が並び、増上寺の歴史を感じられるお姿でした。
斬新なデザインの大殿の屋根の大棟には、珍しい黄金の沓形の鴟尾の鬼瓦が飾られています。
増上寺のシンボルの「三解脱門」も、創建400年の朱塗りの入母屋構造の御門で、江戸時代の面影も感じられてその荘厳さに圧倒される景観が見られます。
増上寺前の芝公園では、百本松原とも言われる巨大な松の樹や杉の樹が新緑に燃える緑園となっています。
御成門近くの有章院の二天門は、七代将軍の徳川家継の霊廟の惣門で、日光東照宮に似た豪華な景観が見られ、重要文化財となっているようです。
御成門から愛宕山の愛宕神社へ向かいます。
愛宕山の山頂は都内23区で一番高い山で、最高点(26M)には愛宕神社があり、参道の石段の男坂・女坂があります。
参道の男坂は、直登の急階段ですが、曲垣平九郎が騎乗して駆け上がったと伝えられる故事に因んで「出世の石段」と言われており、石段は86段ありますが、登りながら傾斜を見ると、50度近くあるようですが、これを馬で駆け上がるとは信じがたいものでした。
鳥居下から望むと左手に男坂、右手に女坂が見られます。
男坂を上った境内の「丹塗りの門」には、増上寺と同じく徳川家の三つ葉葵の紋が光輝き、門の扉には葵の御紋が記されており、徳川家康公の命により江戸の防火の神様となっているようです。
拝殿の前には、曲垣平九郎が階段を登り切って梅を取って家光公に献上したとされる「将軍梅」と名付けられ、今も早春に花が咲く名梅となっているようです。
境内にある池は、修復工事中でしたが、池端には三体の道祖神が祀られ、水と火のパワースポットと言われる雰囲気となっていました。
下りは女坂を降りましたが、106段の長い坂は男坂より厳しさを感じていました。
久し振りに芝公園や愛宕山の春の雰囲気を楽しみながらのお散歩でした。
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