今年のツール・ド・フランスが、終わってしまった・・・・
23日間をかけてフランス国内を3,560Kmの長丁場を駆け巡ったツールも、ついにシャンエリア通りに凱旋ゴールを迎えた。
毎日、毎夜 実況中継の深夜番組を見てきたので、睡眠不足の日が続き 暑さも加わり体調不調になっていたが、ようやく解消できると、レース終了の淋しさと合わせてホッとしている。
今年は、ドーピングスキャンダルを発端に、これまでの優勝候補と目された有力選手や前回チャンピオンも出場しないという異例の大会となったが、連日の厳しいコースの壮絶な闘いを見てきて、昨日のシャンゼリア通りの歓喜の凱旋シーンには、例年と変らぬ感動を覚えた。
パリに入るまでの前半は、最終日独特の雰囲気で、21日間を楽しむようにゆっくりと進み、サイクリストと沿道が一体となって、楽しむ光景は 長い自転車文化の深さを見た。
中には、サポート車からのワインを口にしながら走っていたが、これも最終日のご愛嬌だろう。
応援にも、応援旗を持って伴走したり、周辺の畑に巨大な絵文字を描いたり、サーカス紛いの自転車で空中綱渡りにはビックリだ。悪魔オジサンの応援は、すでに知る人ぞ知る有名人で、先の富士ヒルクライムにも、出没していて?驚いた。
シャンゼリア通りを完全封鎖しての周回コースを8周する光景は、日本では考えられないことだ。
そんな中での、最後のスプリント勝負は見ごたえがあった。
140Kmも、走行してきて、途中いろいろアタックもあったが、勝負は競輪と同じように、最後の100Mでのスプリントで決まるのだ。
マイヨ・ジョーヌ(総合優勝)やマイヨ・ベーヌなど表彰舞台の演出もすばらしい。
今年は、アスタナチームが、出場出来ずに、さびしさもあったが 連日のあの素晴らしい古城や街並みの画に描きたくなるような風景やアルプス山岳の風景は、充分堪能した。
日本にも、多くのツールが開催されるようになり、ヒルクライムやシテイサイクリングなど、サイクリングを楽しめる機会が増えてきた。
エコ・スポーツとして自転車生活のブームにもなってきており、このツール・ド・フランスも、切っ掛けとなったようだ。
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