多くの話題を撒いて第3回東京マラソンが、市民やランナーが熱く燃えて『東京がひとつになる日』が終わった。
当日は、管理者は足の回復が間に合わず出走を断念して(DNS)、走友の応援に徹して沿道で多くのランナーの姿を見た。
これまでは、声援を受ける側で沿道の皆さんと交流してきたが、逆の立場でこの東京マラソンを眺めて、改めてその規模や楽しさを実感した。
当日は、主にサブ4ランナー(4時間以内の完走)を追いかけていたので、後半ランナーやタレントランナーの姿は、殆ど見れなかった。
当日のテレビ録画や報道などでじっくりと見ていると、いろいろ大規模マラソン故の課題や裏側の一面を垣間見た気がする。
大会事務局の公式発表によると、完走率は10Km を含めて97%、男女比率は、75:25だったそうである。
また、沿道の観客は、136万人、イベント祭り参加者が59万人で、前回と比べると幾らか減少しており、気象条件などの要素も影響していると思うが、最近のマラソンブームから考えると意外な結果であった。
沿道でランナーのため準備された飲料品などは、バナナが6万本、人形焼が1万個、みかん・オレンジが3万8千個・・・・・など桁外れの数である。
タレントの松村の心筋梗塞による意識不明の緊急搬送で大変な話題になったが、救急搬送者は、20件と意外と少なかった。
今年も仮装ランナーやタレントランナーや女子アナランナーでも、沿道で笑いやバカ騒ぎがあったようで、一部では大変ひんしゅくをかっている。
宮根キャスター「宮根や」が、番組で4時間半を切れなかったら、丸坊主になると宣言しての番組内での断髪など、
この大会がお祭りムードにという意図を考えても、バカ騒ぎ度は逸脱し過ぎではないだろうか?
エリートマラソンの「東京マラソン」と市民マラソンを統合することが決まった時にも、真の競技大会とお祭りマラソンを一緒にする事の、賛否両論があったが、今回のようなタレントを集めての「ワイワイ騒ぎ」のスポーツ番組には、疑問を感じる。
今回のテレビ報道制作局が、バラエテイーを売りとするフジテレビであったので、この結果も予想されたが、いささかマラソン競技を愛好する管理者としてがっかりであった。
市民と一体になってのお祭りは、タレント呼んでのバカ騒ぎとは、一線をかしてほしい。
過っての名ランナーの高岡、弘山、土佐選手の引退レースにも、名を汚したのではと残念な気分である。
一方では、初マラソンランナーも多く、特に女子ランナーが華やかなユニフォームで駆け抜ける姿は美しい。益々マラソンブームが大きくなるようである。
マラソンブームの影に、課題を残したようである。
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