梅雨明けのハイキング日和となり秩父多摩国立公園の御岳山の武蔵御嶽神社から御岳渓谷のロックガーデンをトレッキングしてきました。
御岳駅からバスで約10分でケーブル下の滝本駅から御岳山駅へケーブルカーに乗り、関東一の平均勾配22度の急勾配で標高差423mを約6分で上ります。
滝本駅から上部の御岳山駅を望む光景
最高部の御岳山駅から下部を望む光景
御岳山駅の展望台からは、霞に包まれていましたが、御岳平など秩父山系の雄大な眺望が望めます。
御岳山駅から武蔵御嶽神社の杉木立の参道を経て御嶽神社へ向かいます
参道の途中には、神主の御師(おし)が参拝者をもてなす宿坊や旅館が立ち並び「天空の宿坊街」の御師集落となっています。
参道沿いの石壁には、約40mに亘ってユキノシタの花群生したフラワーロードとなっています。
その先の斜面には、樹齢1000年の御岳ノ神代欅が立ち、幹周8m樹高約25mの御神木で国の天然記念物となっていますが、神代の名前の由来は、日本武尊が東征の際に植樹したことに依るとも伝えられているようです
他にも参道脇に巨大な大木の幹を張って歴史を感じる雰囲気となっています。
参道脇には、六地蔵ではなく 4体の舟形道祖神も見られます。
商店街を抜けて二の鳥居から随神門を経て約320段の石段の参道が続きます。
随神門には、仁王様ではなく随身の矢大臣と左大臣が安置されています。
瑞神門の横には、十二支の動物や花の彫刻が飾られた石灯篭が設置されています。
宝物殿の前には、「鎌倉武士の鑑」と言われる畠山重忠公の騎馬像が立っています。
「武蔵御嶽神社」は、山岳信仰の霊場として多くの信仰を集めて幕府や江戸の武士達も参拝した1000年以上の名刹で、以前には「御嶽大権現」とも呼ばれて、日本三大御嶽神社に数えられている関東一のパワースポットととなっていてパワーが漲っています。
拝殿は、朱色に塗られて唐派風の向拝には極彩色の彫刻が多く飾られた独特の景観が見られます
拝殿前の2匹の狛犬は、守り神の「おいぬ様」と呼ばれていますが、狼(山犬)の姿で見守っていました。
朱色の拝殿の向拝には、大鈴や虎・龍など極彩色の彫刻が飾られ、格式高い雰囲気が感じられます。
本殿は神明造で立派な千木や鰹木が配され伊勢神宮を想わせる景観が見られます。
本殿の裏にある「大口真神社」は、御岳山の山頂(929m)に位置し「お犬様」として信仰された狼さまを祀られて狛犬(狛狼)が見守っています。
本殿の右側には、旧本殿の「常磐堅磐社(ときわかきわ社)」が鎮座し、黒漆の荘厳な装飾が施されています
御嶽神社に参拝しパワーを授かって、御岳山の人気スポットのロックガーデンへ向かいました【続く】
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