この日も冬が到来したかのように、朝から冷たい雨が降り続き春は未だ遠い感じていた。
地域の体育指導員協議会主催の今年度最終イベントである「ニュースポーツ研修会」に参加してきた。
我が地域でも例外でなく高齢化が進んでおり、各種スポーツ大会を実施しているが、参加者の減少傾向が進んでいるところである。
そのような社会環境の中で生涯スポーツの振興には、ニュースポーツの普及活動は、我々体育指導員の重要な役割となっている。
この日の研修会には、市内の体育指導員110名が集い、「4コートバレーボール」 「キンボール」、「ファミリーバドミントン」を実技体験した。
ニュースポーツと言えば、300種類以上あるそうであるが、グランドゴルフやカローリング、ソフトバレーボール、吹き矢、ドッチビーなどは、最近は広く普及が進んでおりお馴染みになってきている。
従来の野球やサッカー、バレーボール、マラソン、ソフトボールなどは、技や速さを競う競技として若い人を中心に普及しているが、「ニュースポーツ」は、競うよりも「楽しむスポーツ」である。
年齢を問わず誰でも気楽に楽しめるものであるが、最近のニュースポーツは、やはりルールが複雑で、その道具も簡単には手に入らず安くはない。
そこで指導員が市のスポーツ課や協会の道具を借りて、体験してルールや指導のコツを会得すべく研修に汗したところである。
4コートバレーも、2個のボールを使ってやるために、どこから飛んでくるか予想がつかず、2個のボールに集中していることは、大変で常にミスや笑いを誘発している。
キンボールも、直径約1.2M、約1KGのボールを4名一組のチームで、相手チームに向かって打ち、捕まえての追い掛け回すのであるが、結構走り回ることになる。
サーブで打つ時は、『オムニ・キン』という言葉を言って相手側に打つのであるが、果たして何の意味?と疑問を持った・・・
聞けば、その由来は 「オムニ=全ての キン=運動感覚」という意味だそうで、『全ての人が楽しめるスポーツ』をという造語だそうだ・・・・
ファミリー・バドミントンは、普通のバドミントンと基本的には変わりがないが、シャトルに柔らかいスポンジボールを使い、ラケットも一回り小さいので、スピード感は全くない。
ルールも簡単、手軽に楽しめる面白スポーツである。
最近の一般市民のスポーツを楽しみ傾向は二極化しているようで、マラソンやサイクリングのようにブームと言われる程年齢に関係なく楽しんでいるものと、高齢化の影響だろうかゲーム感覚で楽しむものに分かれているように感じている。
何れにせよ家の中に閉じこもらないで、スポーツを通じて遊び・触れ合い・楽しんで交流をはかっていきたいと願っている。
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