「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ピグマリオン効果」

2010年04月12日 | つれづれ噺

ある学校で、自分の飼い猫の名前や好物などを試験の問題にした先生がいた。
この先生の行為こそ問題だ…などと洒落ている場合ではない。

満開の桜に誘われ、あふれる希望と夢を胸に秘めてのぞんだ入学式。あれから数日。
あらたなスタートが本格的な軌道に乗り始めるころか。

学力が平均的な学生をAとBの2グループに分ける。
テストでAには採点した答案を単に返す。Bは答案を返さないで、学生各自に「成績はよかった」と根拠もなく告げる。
それを繰り返すとBの点数が高くなっていくのだそうだ。これを「ピグマリオン効果」という。

優れた指導者は褒めることで、その人の長所を伸ばす。褒められた者はそれをよりどころに、思考を活発化させてどん欲に学ぶようになる。と、英文学者 外山滋比古氏。

人を褒める・・・これが難しい。
本当に自分の気持ちを揺らす何かがないと、なかなか褒めない。褒め言葉を見つけ得ない。
相手の一生懸命さが伝わっているのに、ニコッと一言、気の利いた褒め言葉が出てこない。
所詮、優れた指導者になどなり得ないyattaro-。自分で認める。

でもね、小4・小2の孫に何かをさせるときは、自分でも不思議なくらい褒めている。
どなたかに教わった「子どもの教育は、ほめほめシャワーを浴びせる…」。これが頭に残っているのだろう。

相手が子どもであろうが大人であろうが、ほめほめシャワーは無駄にはならないようだ。
新しい学期に胸をふくらませている君たちが、いっぱい褒めてもらって自信を深め、大きく成長してくれることを祈っているよ。

コメント (6)
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