「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ツバメが笑う」

2010年04月13日 | 季節の移ろい・出来事
来た来た今年もやってきた。
満開の桜に次ぐ、確かな春到来を告げるツバメの第一陣がやってきた。
まだほんの数羽しか姿を見せない。

ツバメは渡り鳥なので、集団でやって来るとばかり思っていたら大違い。
たったの1羽で、先ずはオス♂が飛んで来る。昨年の巣のありかを覚えていて、およそそこへやってくるという。
昨年の巣が残っていればそこに住み着く。もし崩れていたら、その付近でメス♀がやって来るのを待って、協力して新しい巣を作るのだそうだ。

勇気ある第一陣が先発隊として飛んできて、住環境が安全か?食料調達の地理条件は?など、仲間を受け入れるチェックをしているのか、電線にとまる姿に落ち着きがない。
その上随分スリムな体型だ。遙か離れた越冬地から痩せる思いをしてまでも、陽気のいい日本で子育てをしようとやってきたのだ。贅肉など付けているヒマはなかったのだろう。

あたたかく迎え、もてなしてやりたい。しかし、軒先を貸す貸さないで毎年もめる。
フン害に憤慨する山の神が「掃除の一つもするわけでもないのに……」と正論をふりかざす。結局今年もお断り。ツバメが横を向きながら、時々同情の瞳をこちらに向けて苦笑い。
あれはオスに違いない。
コメント (12)
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