「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「雨の皆既月食」

2010年12月21日 | つれづれ噺

                

    ♪♪  雨が降るから 逢えないの  来ないあなたは野暮な人 

                     濡れてみたいは二人なら  夢は夜開く  ♪              

雨にも色んな雨がある。 何故か演歌の世界では、女が流す涙と結びついて、雨は悲しさを連れてくる。この時期の雨は、天下の名橋錦帯橋も淋しく肩をすぼめさせて見える。渡る人陰もまばら。

あれでもひょっとしたら・・・と淡い期待を持って、カメラの使い方を復習し、古い重たい三脚を準備し、望遠レンズはあった方がいいか、使わない方がいいか・・・あれこれ迷いながら夕方を待った・

なんせ日本で見られる3年ぶりの皆既月食というではないか。これが飛びつかずにいられよう。師走の雨朝から降り止まず、とうとう夕方を迎えた。 カメラを空に向けるまでもなく、いつが昼間だったのか、いつ夕暮れになったのか、それさえ区別が付かないまま、夜に入った。

7時NHKニュース。北海道で見られた、ほのかに赤い皆既月食の映像をチラッと見て、今回の皆既月食観察はお終い。 本来なら十六夜のまん丸お月様が、襟を合わせ帰り道を急ぐ人々の足元を鋭く照らすはずなのに。 雨に祟られてた夕方、こんなこともある。全く抵抗出来ないお天道様相手だもの。 諦めて来年6月を待つことにしよう。

師走の雨も今のうちにしっかり降るがいい。正月用品を買いあさる人出で賑わう節季詰まって降らないでよね。それでなくても、財布の紐が固く、景気の上向きが期待出来ないご時世。せめて正月前のいっときでも景気のいい声を聞きたいものだ。

                 

コメント (9)
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