シャボン玉も、大きな玉が出来るようになって・・・ (元気な時の悠くん)
2歳2ヶ月余。あれよあれよという間に言葉も豊富になり、自我に目覚め結構我が儘も言うようになった、孫の三男坊悠雅くん。
趣味は相変わらず、お神楽を舞うこと。それも小腰をかがめ、短い足を高く上げたり開いたり。この頃は右手に扇子。左手に刀の代わりの棒を持って。
和室は神楽のステージに。仕切戸はお囃子の太鼓代わり。
動きが止まったと思ったら、「・・・これより・・・おおえやま・・・ そうろう」と赤い顔して口上をうなる。思わずおひねりの一つも投げたくなる。
「おっきいすいか いこ」(畑に行って スイカを見よう) 「おかいもん いこ」(近くのスーパーへ買い物に行こう)「おみずポッチョンいこ」(散歩で小川に石を投げに行こう)
あれこれちゃんと意思表示をする。注意深く聞いて、まともな返事をしなかったら3回も5回も同じ事を言う。その場を動かなくなる。ごまかしは効かない。
シャボン玉も吹く一式で、小さい無数の玉は出来ていた。
学習効果が出て、この頃ではゆっくり息を吐いて大きな玉が作れるようになった。
「パタパタして~」付添人は、ウチワであおぎ、出来るだけ遠くまで玉を飛ばす役目。
まるで先方の言いなり。お殿様と下男の関係のよう。
それでもなんでも、元気ならこそ出来ること。ところがそのような絶好調は長く続かない。
ここ3・4日、「手足口病」という幼児特有の感染症で高熱に身体中の発疹。それも半端な数ではない。集中している箇所は痛いやら痒いやらで、ご機嫌斜め。
高熱は座薬で抑えるとしても発疹は時間の経過を待つしかない。
抱っこしてくれと言う。抱き上げれば、発疹のところに当たってしまうのだろう、あの元気ジルシが痛がり・痒がり、むずかる。どうかすると泣くことでしか実情を訴えられないもどかしさ。
大きな試練に立ち向かっている痛々しさを感じる。
それでも、スイカやブドウ、一口アイスや凍らせたチュッチュなどで目先を変えると、お神楽やシャボン玉でしばし時を稼げる。
こんな幼子と過ごすのは、それこそ「地位も名誉もお金も要らぬ、元気な笑顔があればいい・・・」これに尽きる。早く元通りの元気になっておくれ。