孫兄ちゃん達も小学5年と3年になっては、♪ さ~さの葉 さ~らさら~ ♪ とも縁が切れて、七夕飾りも、短冊に願いを込める遊びもなくなった。
悠雅くんが幼稚園に入って、笹飾りやたんざく遊びをするのを待つとしよう。
あいにく、昨夜から今日の午前中は大雨。夜に入っても雲が厚く、天の川を見ることにはならない。その代わり、午前中の雨が終わりに近づく頃、岩国城ロープウエィから見た、お城に続く山肌に寄り添うように垂れ込める幻想的な雲が慰めてくれた。
世の中なかなかうまく行かないもので、年に一度の七夕祭りを待っていた人も多かろうに、何せ梅雨のど真ん中、降ってもおかしくない時季だけに、天を睨んでも止んではくれない。後生大事に傘をさしながら、自分は濡れてもカメラは濡らさないように、パチリパチリ。
7月7日七夕の夜、天の川を隔てて彦星と織姫が一年に一度だけ逢うことを許された貴重な夜。雨が邪魔をすることもなかろうにね~
と思ってみたが、イヤ待てよ。雨が降ったら降ったで、相合い傘をさせばもっともっと近づけるというものか。何も雨を悪者にすることはないのだ。
イヤ待てよ。雨が降ったらその時点で、天の川も彦星も織姫も姿を表さないではないか。ウン?違うな~。お星様は雲より遙か上。
ということは、下界は雨でも、遠い宇宙の彼方では、やはり仲よく寄り添って、年に一度の逢瀬を楽しんでいるということか。何も心配することはない。
所詮めでたし・メデタシなのだ。