FIFA (Federation Internationale de Football Association)
世界サッカー協会による、2011 サッカー女子ワールドカップ(FIFA Wormens World Cup) で、「なでしこジャパン」日本女子チームが世界の頂点に立った。
「日本女子世界を制す」「日本女子チーム歓喜」「笑顔の凱旋」等々、大見出しがメディアを飾る。思わず歓喜に目が潤む。
これまで、女子サッカーに対して特に関心があったわけではない。正直、あまり評価していなかったというのが本音である。それでも、1試合戦う毎にそのテクニックの充実ぶり、勝ちたい執念や闘争心に触れるに至って、段々応援に力が入った。
にわかファンが大きいことは言わないし言えもしないことは百も承知。その上で勝手な、評論家的な理屈を並べるのは慎むべきであろう。が、せっかく死に物狂いの努力をして勝ち取った栄冠を更に確実なものして欲しいと願う一人の日本人として、余計なことではあろうが一言だけ。
佐々木則夫監督が優勝報告の記者会見で「・・・さらに兜の緒を締めて、次のステップに進みたい」と言っていたのを聞いて、一つは安心した。
この監督の言葉と全く同じ事が、表彰式の歓喜の表情の中で頭に浮かんだのである。もちろん、苦節18年という澤穂希選手を中心としたチームに、そのような油断などありはしないと信じるが、実際に今までのチャレンジャー精神を忘れないで、アグレッシブな前進と精進を重ね、世界にゆるぎない日本女子サッカーであってほしいと願うのである。
次なる目標、オリンピック金メダルという試練は目の前である。
ワールドカップチャンピオンはもう終わったこととして、世界の頂点らしい新たな挑戦に新たな汗を流して欲しい。真剣に応援していきたい。
年寄りの、老婆心をからめた勝手気ままな言い放題。悪しからず。
“ 可愛いけりゃこそこの手が上がる 憎てこの手があげらりょか ”